Robot Band Exhibition at Maker Faire Seoul 2025    
  Report of Maker Faire Seoul 2025.  
 
 

 
  韓国で開催されたメイカーフェアソウルに参加しました。2023年、2024年に続いて3回目の参加です。会場は2023年と同じソウル市立科学館です。ちなみに2024年の会場はDDPというソウルの中心部、東大門付近でしたが、市立科学館はどちらかというとアクセスの悪い、街のはずれにあります。木曜日に日本から韓国に移動、金曜日は観光して、土日は展示、月曜日に帰国というスケジュールです。以前、メイカーフェア深圳でご一緒したことのあるI氏に色々と手伝ってもらいましたが、彼は米子空港からなので、宿で落ち合う段取りでした。  
 

 
  1日目 ホテルにチェックインできず  
 

 
  ソウル空港に到着し、ローミングを始めると、I氏からどうも宿の住所にある建物がまともな感じではないし、入り方も分からないという連絡が来ていました。agodaに連絡して写真を送ったところ、写真は、韓国の民家ということでセルフチェックインのための番号が送られてきました。I氏に番号を送ったところ、その番号ではキーは開かず、電子ロックに赤い電池マークが点灯しているとの返答が。。。すでに夜の9時ごろになっていたと思いますが、とりあえず、私が到着するまで待ってもらうことになりました。
今回は2023年の経験を生かして、地下鉄の駅近くで、会場の科学館まで乗り換えなしに行けるというのと、ベッドが2つ必要ということを条件に宿を探していて、通常のホテルではなくヴィラ(体よく言ってるけど、つまりは民宿か?)っていうのにしたんですが、それが間違いだったようです。
空港からソウル駅までAREXという空港鉄道で移動します。ソウル駅から宿の最寄り駅はでは地下鉄です。11時半ごろ到着の予定でしたが、途中で、2つもっていたスーツケースのうち1つを紛失していることに気づきました。慌てているとろくなことになりません。agodaへの連絡のため、スマフォを操作していたのですが、どこかのタイミングで無くしてしまったようです。幸い、AirTagをつけていたので、(名前が読めない)地下鉄の駅にあることがわかり、回収できました。このスーツケースが無いと、展示そのものが出来なくなるので、回収できるまで気が気ではありませんでした。
 
 

 
  最終列車で、待ち合わせの駅にたどり着き、I氏と合流できましたが、たしかに、電子ロックが正しく動いていないようです。電池が無いからなのか、それとも、agodaから送られてきたパスワードが違っているのか。。。agodaも家主と連絡がついていないようでした。  
  とりあえず、この宿はあきらめて、I氏がAirBnBで新たに予約したソウル中心部に近い宿に移動することになりました。ソウルでは路線バスの一部は一晩中動いているらしく、新しい宿までバスで移動可能です。徹夜すことになってしまいましたが、荷物を宿にあずけて、そのまま朝から観光に出かけました。元の宿は二人で4泊5万5千円、新しい宿は3泊で1万5千円です。色々なものが共用ですが、部屋に鍵がかかり、2段ベッドがあるので問題なしです。飲食街の中にあり、色々と便利でした。  
 

 
  2日目 ソウル市内観光  
 

 
  滞在中、何度も警報が。サーバーがダウンして公共サービスの一部が使いにくくなっているということらしいが、自分たちには影響がない。ちなみに、空港でストライキの話もあったが、こちらも影響なし。  
 

 
 

 
 

 
  最初は朝9時半からあいているRAIMというAI&ロボットをテーマにした博物館に行きました。1時間くらいのツアーがあるのですが、12時過ぎからの予約になるということで、断念、見れる展示だけ見て次の目的地に向かいました。ちょっとだけ、隣にある写真美術館を覗きましたが、見せ方が上手く、立ち寄る価値のある美術館です。  
 

 
 

 
  次は龍山電子商店街へ。龍山駅の周辺はオシャレな街並みで、大がかりな再開発が行われている。電気街は前回見れなかったところをささっと見て、次へ移動。  
 

 
 

 

 
  次は国立博物館。ここも以前来たことがあるが、1Fに大がかりな映像の部屋がある。  
 

 
  ミヨンドンでのお遅めの昼食。人気店らしいけど、中途半端な時間だったので、予約なして入れました。写真のような焼肉を滞在中、昼1回、夜2回食べました。  
 

 
  次に行った現代美術館で高須氏に遭遇。世界各国で開かれているメイカーフェアに、数多く参加してる有名な日本人で、メイカーフェアソウルではブースはなかったようだから、おそらく、何かプレゼンをされるのだと思う。美術館の展示は見応えのある内容でした。メディアアートっぽい作品も何点か。  
 

 
  夜は宿の近くで焼肉を食べた。メニューは英語、日本語のものはなく韓国語のみだったが、日本語の分かる店員が1人いて、教えてもらう。付近はけっこうな飲み屋街だが、観光客らしき人たちはほとんどいない。
駅のまわりにダイソーが2店舗もあった。韓国にはけっこうな数のダイソーがありそうなので、検索してみたら、ダイソーが既に韓国資本になっていることを知った。
 
  3日目 展示1日目、お祭りで最寄りのバス停が閉鎖  
 

I氏がNaverという地図アプリを駆使してナビゲーションをしてくれていたが、会場まではバスが良いということになり、バス停で待っていたのだが、近くの大学でお祭りがあり、バス停が閉鎖されていることが判明。とりあえず地下鉄で会場の近くまで行き、そこからバスに乗ることになった。バス停の閉鎖は、バス停に置かれている黄色い看板に書かれていて、その看板の存在は、前日から気づいていたのだが、何せ文字が読めないから、まあいいだろうと放っておいたらもろに影響をくらってしまった。翻訳アプリで簡単に読めたはずなので、そうしておけば良かったがあとの祭り。スーツケースを紛失したときもそう感じたが、字が読めないというのは痛い。駅の名前も、識別が困難。文字の形に馴染みがないので、文字数ぐらいしか記憶にのこらない。

 
 

 
 

 
  受付で出展者タグ、Tシャツとグッズなどをもらう。毎回そうだが、日本人の出展者は、固めて配置されている。
1時間ほどかけて展示物を設置。昨年よりブースが減っている。出展者が全員でメイカーフェアソウルの文字が入った黒いTシャツを来て、集合写真を取ったあと、一般客を入れてメイカーフェアソウルが始まった。
 
 

 
  来場者はいい感じのペースで来てくれました。昼食は運営から、お弁当が配布されます。  
 

 
 

 
  暗室展示もあります。  
 

 
  夜は出展者の交流会。キッチンカーが2台来て、ピザやチキンなど色々な食べ物をふるまってくれました。
配布されるグッズ、お弁当、交流会などはすべて無料。たぶんソウル市がお金を出しているんだと思う。
 
 

 
  4日目 展示2日目、雨で浸水  
  I氏が朝からDDPの観光へ行ったため、一人で会場に向かいました。ほとんどの荷物を会場に預けて帰ったため、一人でも身軽です。
会場に着くと、テント内が浸水していました。昨日の段階で、雨が降るかもと皆が予想していたため、床には何も置かれていない状態だったのが幸いです。
 
 

 
 

 
  することがないので、昨日の懇親会の会場で、日本人が集まってお菓子など食べながら談笑していましたが、その日は科学館が無料で入場できるので中を見ようということになりました。  
 

 
  ちょうど館内にいた館長さんの計らいで、一般の人は入れない職員のためのFABスペースを見学させてもらえることになりました。  
 

 
  館長さんはJAXSAで働いていたことがある人で、すこし日本語が喋れます。前回、前々回に出展した日本人とは顔見知りになっています。  
 

 
 

 
 

 
  写真の左半分は韓国の方、右半分は日本からの出展者です。韓国の方は、昨年、一昨年と自作の電気自動車を展示していた人、館長さん、職員さんです。  
 

 
  職員さんはarduinoで科学館で使用する電源周りの制御装置を作成しているということでした。  
 

 
  館内のスロープには歴代のメイカーフェアソウルで配布されたTシャツが飾られていました。私も3枚、所有しているはずです。  
 

 
  午後になって雨があがり、排水の作業がはじまりました。  
 

 
  展示がはじまったのは2時ごろだったのではないかと思います。  
 

 
  テント内を見回りに来た館長さんと記念撮影。  
 

 
  2日目はステージでのプレゼンテーションがありました。過去の作品の幾つかを日本語で紹介しました。日本人の世話役的なスタッフさんが、通訳をしてくれました。  
 

 
  プレゼンテーションのあと、参加者にメイカーフェアソウルの文字が入ったタオルが進呈され、記念撮影がありました。  
 

 
  プレゼンのあと、インタビューがありました。全員にインタビューしているわけではなさそうです。おそらくプレゼンテーションをした人が対象で、記録動画に収録するのではないかと思います。日本語で喋ったものをあとで翻訳するということでした。  
 

 
 

科学館の中で、ルーレットを回すと、グッズがもらえるというのをやっていました。雨がふって展示が短くなったお詫び的な意味で、展示者も参加できるということでした。メイカーフェアソウルのステッカーとクリアフォルダーをいただきました。

 
 

 
  夜は最寄り駅近くの焼肉店で。  
 

 
  5日目 帰国  
  地下鉄と空港鉄道を乗り継ぎ、仁川空港へ。チェックイン場所からゲートまでけっこう時間がかかるので要注意。  
 

 
  家に到着。相方の帰りを待っている風の漫才ロボットがいました。スーツケース紛失で、リアルに「そして誰もいなくなった」になるところでした。戻ってきたから良かったけど。。。