Wireless Toolkit 2.5を起動します。 [New Project]ボタンをクリックして、新しいプロジェクトを作成します。とりあえず、「Test」という名前にします。ClassNameも「Test」という名前にします。何か、ウィンドウが開きますが、OKボタンをおします。 ビルドするとソースコードがありませんと表示されますが、それであっています。

プロジェクトの名前を「Test」にしましたから、最低でも、Testというクラスをソースコードとして記述する必要があります。（C++などでは、クラスとファイル名は一致していなくても大丈夫ですが、Javaは、ファイルとクラスの名前が一致していないと許してくれません。） プロジェクト用の「Test」フォルダというのが何処かのフォルダ（おそらく\WTK25\apps）の下に出来ているはずですから、その下のsrcフォルダの下にソースコードを置かなければなりません。メモ帳で下記のようなプログラムを記述し、Text.javaという名前でsrcフォルダの下に保存します。

import javax.microedition.lcdui.*; import javax.microedition.midlet.*; public class Test extends MIDlet{     public void startApp() {         Alert alert = new Alert("テストアプリ", "テストアプリです。", null, null);         alert.setTimeout(5000);         Display.getDisplay(this).setCurrent(alert);         System.out.println("aaa");     }     public void pauseApp() {     }     public void destroyApp(boolean unconditional) {     } }

ビルドボタンを押してください。 エラーが表示されたら、何かが間違っています。

[Run]ボタンをクリックします。 エミュレータが起動して、「テストアプリです。」と表示されるはずです。

Settingで、ターゲットをMIDP1.0にします。 メニューの[Package]の中の[Create Package]の操作を実行します。（これをやらないとJarファイルが出来ません。）

アプリゲットのサーバーにTest.jadとTest.Jarをアップし、表示されたURLを携帯にメールで送ります。携帯からダウンロードして、動作の確認を行います。プログラムが大きくなっても、基本的にこの手順です。