以降、話を簡単にするために、単音のメロディの作成について考えます。(しばらく、和音の話はでてきません。)
実際に、次のようなことを行うプログラムを作成してみました。
アルゴリズム − 混沌 |
1 |
音が20個生成されるまで下記の手順を繰り返す |
2 |
0〜127までの乱数を発生させ、それを音高とする |
3 |
0〜127までの乱数を発生させ、それを音の長さとする |
MIDIでは、音の高さは、0〜127のノートナンバーで表されます。乱数で、0〜127までの値を発生させ、それをそのままノートナンバーに割り当てるわけです。
4分音符、8分音符など、音の長さは、音楽の用語では、音価と呼ばれます。さらに、同じ4分音符でもスタッカートのようなゲートタイムが短い4分音符や、スラーのかかったゲートタイムの長い4分音符があります。ここでは、音価やゲートタイムという概念を使わずに、単に、0〜127チック(1チックは数ミリ秒)の長さを音に割り当てます。分解能は、96とし、音色や音の強さは一定とします。 |