研究テーマ->音楽ソフトの開発->準備  
  開発ツールについて紹介します。  
開発ツールについて
音楽にかかわらず、ソフトウェアを開発する際のツールには、いくつかの選択肢があります。Windowsということで考えると、VC++、VB、C#、C++Buiderなどが考えられます。また、音楽ソフトの開発ということでは、MAX/MSPなども選択子となります。
どのツールを選択するかは、開発する人のスキルや開発したいものによると思いますが、本格的なソフトを開発するのであれば、VC++を選択することになると思います。VBは、言語自体が簡単で、ちょっとしたものならすぐに開発できていしまうのですが、いくつか、問題があります。まず、一番大きなものは、VB6.0では、タイマーの精度が悪いということです。タイマーの精度が悪いのは、音楽ソフトでは致命的になります。もしかしたら.NETでマルチメディア・タイマーが使用できるようになっているかもしれませんが、6.0では使用できないはずです。2つ目の理由は、移植性です。VC++は、Linuxやマッキントッシュへの移植が楽で、実際、「自動作曲システム」の機能をVC++からLinuxやマッキントッシュへ移植し、同じように動かすことが出来ています。VBは、Windowsでしか使えませんので移植できません。同様の理由で、C#の選択も良くないと思います。
Builderに関しては、あまり使ったことが無いのですが、VC++と同等の製品なので、この選択肢はありかと思います。ただし、書籍やネットでの情報がVC++より少なくなると思います。
MAX/MSPは、特殊なツールで賛否両論あると思いますが、私は、プロトタイプを制作したり、アルゴリズムを考えたりする場合に使用すれば良いと考えています。MAX/MSPは、Windows、マッキントッシュの両方で使えます。
ちなみに、マッキントッシュでC++で制作したい場合は、XCODEという開発ツールになります。
ポイント
開発ツールには、VC++を使用する