Q&A

     

着メロファイルを作成する時の注意点は?

着メロファイルは、携帯の機種により、いろいろなフォーマットが使用されます。また、ファイルサイズを考慮する必要もあります。ACSの単純変換を使用して着メロファイルを作成する時の注意点を、以下に記述します。
 
曲タイトルの指定 MIDIのメタイベントのシーケンス名/トラック名で入力してください。この際、シーケンス名のみ入力して、トラック名は入力しないでください。
指定がない場合は、ファイル名がタイトルとして使用されます。
著作権情報の指定 MIDIのメタイベントの著作権表示で指定してください。指定がない場合は、「No Copyright Info」というテキストが使用されます。
ループの指定 MIDIのメタイベントのマーカー(あるいはテキスト)で、開始位置に"START"、終了位置に"STOP"と入力してください。

音色の指定

曲の最初、演奏データが始まる前に、プログラムチェンジで音色を指定してください。以降、曲の途中での音色の変更はできません。

使用できる音色はGM128音色のみですので、バンクチェンジは使用しないで下さい。ドラムは、35(バスドラ)〜81(トライアングル)までです。ドラムのチャネルにはバンクチェンジとプログラムチェンジを入れないでください。
なお、4和音の着メロファイルを作成する場合、ドラムを使用することはできません。

テンポの指定 曲の最初、演奏データが始まる前に、テンポを指定してください。曲の途中でテンポは変更可能ですが、できるだけ変更しないほうが良いです。
音量 曲の最初、演奏データが始まる前に、チャネルごとのボリュームを指定してください。曲の途中で音量は変更可能ですが、できるだけ変更しないほうが良いです。
メロディのチャネルやドラムのチャネルは少し大きめに設定するのがコツです。
音楽表現の制限 ピッチベンドなどの、ノート以外のイベントは使用禁止です。DOCOMOでベロシティは有効ですが、J-PHONEでは無効になります。エクスプレッションも使用しないほうが良いです。
システムエクスクルーシブは一切入れないでください。
音域の制限 DOCOMO 16ボイスの場合、使用できる音は、A-1〜B7(21〜119)の範囲になります。ドラムは、バスドラ〜トライアングル(3581)までです。
チャネルの指定 ドラムはチャネル10に入力してください。トラックとチャネルの番号はなるべく同じにしてください。
サイズの制限 機種にもよりますが、3045秒の範囲でまとめるのが安全です。


ボイス制限について

 
16
ボイスより多いMIDIファイルを、16和音の着メロファイルに変換した場合、16ボイスより多い部分は削られて変換されます。MIDIファイルは、合計が16ボイス以下になるように作成してください。

例えば、以下のような構成が考えられます。

 
トラック1 チャネル1 ピアノ 3和音
トラック2 チャネル2 ベース 単音
トラック3 チャネル3 ギター 3和音
トラック4 チャネル4 サックス 単音
トラック5 チャネル5 ストリングス 4和音
トラック6 チャネル10 ドラム 4和音(バスドラ、スネア、クローズハイハット、オープンハイハット)
 

ドラムは、同時に鳴っていなくても1音色=1ボイスとなることに注意してください。

また、ゲートタイムが長く、次の音と少しでも重なっている場合は、2ボイスとカウントされますので注意してください。