メッセージの欄の指定方法

  追加・削除・コピー・変換・置換・チェックできるメッセージには、以下の表のようなものがあります。  
メッセージの欄の指定

@追加

 
LoopSysExStart ループ用のシステムエクスクルーシブを指定された位置に追加します。
LoopSysExStop ループ用のシステムエクスクルーシブを指定された位置に追加します。
GMSystemOn GM System Onのシステムエクスクルーシブが追加されます。
MasterVolume=XXX MasterVolumeのシステムエクスクルーシブが追加されます。値はXXXで指定する値が設定されます。
直前に、DELを使用して、もともと設定されているMasterVolumeを消しておくことをお勧めします。
PitchBend=XXX ピッチベンドを指定された位置に追加します。値はXXXで指定する値が設定されます。(指定する値は、内部的な値なので、通常は0を設定してください。)
ControlChange=XXX=YYY コントロールチェンジを指定された位置に追加します。コントロールチェンジの番号は、XXXに記述します。設定する値はYYYに記述します。XXXに設定できる値は55だけです。
BankSelectMSB=XXX BankSelectを指定された位置に追加します。設定する値は、XXXに記述します。たとえば、BankSelectMSB=124と記述すると、124が設定されます。
ProgramChange=XXX ProgramChangeを指定された位置に追加します。設定する値は、XXXに記入します。たとえば、ProgramChange=124と記述すると、124が設定されます。
Tempo=XXX テンポ)を指定された位置に追加します。設定するテンポは、XXXで指定します。
 

Aコピー

 
Chanel=XXX 位置の欄で指定されるチャネルをXXXで示される番号のチャネルにコピーします。XXXはコピー元ではなく、コピー先のチャネルを指定しますので注意してください。
Tempo トラックごとに、最初に現れるテンポを指定された位置にコピーします。
BankSelectMSB トラックごとに、最初に現れるバンクセレクトを指定された位置にコピーします。

 

B削除

 
SysExF7 F7のシステムエクスクルーシブが削除されます。
SysExF0 F0のシステムエクスクルーシブが削除されます。ただし、マスターボリュームは除きます。
MasterVolume マスターボリュームの設定を削除します。
VoiceMode ボイスモードの設定を削除します。
KeySignature 調号の設定を削除します。
TimeSign 指定された位置にある拍子記号を削除します。位置は位置の欄で指定します。
Text テキストを削除します。
ControlChange=XXX 番号がXXXのコントロールチェンジを削除します。XXXに指定できる番号は55だけです。
ChanelVolume 指定したチャネルのボリューム(MSB)を削除します。全てのチャネルのボリュームを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
BankSelectMSB 指定したチャネルのバンクチェンジを削除します。全てのチャネルのバンクチェンジを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
BankSelectLSB 指定したチャネルのバンクチェンジを削除します。全てのチャネルのバンクチェンジを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
ProgramChange 指定したチャネルのプログラムチェンジを削除します。全てのチャネルのプログラムチェンジを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
SequenceName シーケンス名/トラック名を削除します。
Copyright 著作権表示を削除します。
TimeSign 拍子記号を削除します。
ExpressionMSB 指定したチャネルのエクスプレッションを削除します。全てのエクスプレッションを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
ExpressionLSB 指定したチャネルのエクスプレッションを削除します。全てのエクスプレッションを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
RPNMSB 指定したチャネルのレジスタードパラメータナンバーを削除します。全てのレジスタードパラメータナンバーを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
RPNLSB 指定したチャネルのレジスタードパラメータナンバーを削除します。全てのレジスタードパラメータナンバーを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
DataEntryMSB 指定したチャネルのデータエントリーを削除します。全てのデータエントリーを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
DataEntryLSB 指定したチャネルのデータエントリーを削除します。全てのデータエントリーを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
Pan 指定したチャネルのパンを削除します。全てのパンを消すには、チャネルの欄に「-」を指定します。
Track 指定されたトラックを削除します。削除するトラックは、位置の欄で、チャネル番号か、トラックタイトルのいずれかで指定します。
Note 全チャネルを対象に、位置の欄で指定された以降のノートを削除します。また、位置の欄で指定された以降に伸びている音のゲートタイムを調整します。
Note=XXX ノートナンバーがXXXのノートを削除します。この場合、位置の指定はできません。
 

C変換

 
SequenceName シーケンス名/トラック名の中の文字列を変換します。文字列の変換の方法を「位置」の欄に記述します。
SequenceName=XXX シーケンス名/トラック名の中の文字列をXXXで指定される文字列にします。「位置」の欄は使用できません。
Note=YXX ノートをYXXで指定される数だけシフトさせます。たとえば、Note=+12と指定するとオクターブ上にシフトさせます。現在は、オクターブ単位でのシフトしかサポートしていません。
Velocity=XXX ベロシティをXXXで指定される値に設定します。
GateTime=XXX ゲートタイムをXXXで指定される値に設定します。

 

D置換
置換の操作では、置き換える前の文字列を「位置」の欄、置き換えた後の文字列を「メッセージ」の欄で指定します。

 
Text 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをTextに置き換えます。
Text=XXX 位置の欄で指定されたMIDIメッセージと内容をTextに置き換えます。Textの内容は、XXXになります。
Marker 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをMarkerに置き換えます。
Marker=XXX 位置の欄で指定されたMIDIメッセージと内容をMarkerに置き換えます。Markerの内容は、XXXになります。
CuePoint 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをCuePointに置き換えます。
CuePoint=XXX 位置の欄で指定されたMIDIメッセージと内容をCuePointに置き換えます。CuePointの内容は、XXXになります。
LoopSysExStart 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをループ用のシステムエクスクルーシブに置き換えます。
LoopSysExStop 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをループ用のシステムエクスクルーシブに置き換えます。
Note 位置の欄で指定されたMIDIメッセージをNoteに置き換えます。PitchBendをNoteに置き換えるときは、位置の欄にPitchBendを指定します。

 

E分割

 
Voice チャネルが指定された和音数を超える場合に分割します。
Velocity チャネルを指定されたベロシティで分割します。
GateTime チャネルを指定されたゲートタイムで分割します。
NoteNumber チャネルを指定された音で分割します。

 

Eチェック

 
Marker=XXX XXXというマーカーがあるかどうかをチェックします。
LoopSysExStop ループ用のシステムエクスクルーシブがあるかどうかをチェックします。
LoopSysExStart ループ用のシステムエクスクルーシブがあるかどうかをチェックします。

 

E制限

 
GateTime<XXX ゲートタイムがXXXで指定した値を超える場合、その範囲内にゲートタイムを縮めます。