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  XGworksはヤマハのシーケンスソフトです。ここでは、XGworks(V3.0)の使い方について紹介しています。  

XGworksで音に厚みをつけよう!
今回は、XGworksを使って「牛若丸」の音に厚みをつけましょう。
ブロックをコピーしよう!
「牛若丸」をトラックビューウィンドウで表示しましょう。



音に厚みをつける準備として、ブロックをコピーしましょう。
まずブロックをクリックして赤色表示にしましょう。その状態で右クリックすると、ポップアップメニューが表示されるので、「コピー」を選択してください。 すぐ下の位置で右クリックし、今度は「貼り付け」を選択しましょう。すると、下図のようにもう1つブロックができます。




作成したブロックの音色を変えよう!
この状態で聴いてみても、ブロックをコピーしただけなので何の変化もありません。
作成したブロック上でダブルクリックして、リストウィンドウを開きましょう。
曲の音色を「Flute 74」(フルート)から別の音色に変更しましょう。 今回は、「Nylon Guitar 25」(ナイロン弦のギター)にしましょう。




作成したブロックにディレイをかけよう!
今度は作成したブロックにディレイをかけてみましょう。
メイン画面の[ジョブ]メニューをクリックし、[移動]サブメニューを選択してください。
すると、[移動]ダイアログが表示されます。




[Track]の欄には、新たにコピーして作成したブロックのトラック番号を入力してください。 上の図の通り、今回の場合は、トラックビューウィンドウの[Trk2]の行にブロックをコピーしたので「2」にしておきましょう。
[Meas From To]の欄では、移動の開始位置と終了位置をそれぞれ指定できますが、今回の場合はそのままでOKです。
[Clock]の欄は、どれだけ移動させるかを数値で指定できます。

上記の変更内容は、リストウィンドウで確認できます。コピーしたブロックをダブルクリックして、リストウィンドウを開いてください。
すると、下の図のように、プログラムチェンジの開始位置が「40」からになっています。



今までの作業分の「牛若丸」はこんな感じになります。 (フルートの音色とギターの音色が少しだけずれて聴こえるはずです)
1つ上のオクターブの音色を加えてみよう!
1つ上のオクターブの音色を加えることで、さらに音に厚みをつけてみましょう。
まず、先ほどと同じ手順でブロックをコピーしましょう。
次にメイン画面の[ジョブ]メニューをクリックし、[トランスポーズ]サブメニューを選択してください。
すると、[トランスポーズ]ダイアログが表示されます。




[Track]の欄には、新たにコピーして作成したブロックのトラック番号を入力してください。 上の図の通り、今回の場合は、トラックビューウィンドウの[Trk3]の行にブロックをコピーしたので「3」にしておきましょう。
[Meas From To]の欄では、トランスポーズの開始位置と終了位置をそれぞれ指定できますが、今回はそのままでOKです。
[Note From To]の欄では、トランスポーズの対象となる最低音程と最高音程をそれぞれ指定できますが、今回はそのままでOKです。
[Transpose]の欄は、トランスポーズする量を半音ごとに指定します。
1オクターブ上げたい場合は、上の図の通り、「12」にします。一方、1オクターブ下げたい場合は、「-12」にします。

上記の変更内容は、スタッフウィンドウで確認できます。
下の図は、コピー元のスタッフウィンドウの音符です。




下の図は、コピーしたブロックのスタッフウィンドウの音符です。
コピー元のスタッフウィンドウの音符と見比べると、全ての音符が1つ上のオクターブに設定されていることを確認できるでしょう。




1つ上のオクターブの音色を加えた「牛若丸」はこんな感じになります。