研究テーマ->音楽ソフト->プログラミング環境->MAX/MSP
MAX/MSPに関する情報を提供します。  
ブランクのパッチを用意する
MAX/MSPやPureDataでは、プログラムのことをパッチと呼んでいます。プログラムを作成するには、まず、ブランクのパッチを用意します。「File」のメニューから「New」の「Patcher」を選択してください。空白のウィンドウが表示されます。プログラムの作成は、編集モードで、実行は、実行モードで行います。パッチを作成した直後は編集モードになっています。
必要な部品を並べる
MIDIを使用して音を出すという簡単なプログラムを作ってみましょう。必要な部品は、音高を指定する「Number Box」とMIDIで音を出すための「makenote」「noteout」の3つです。
ツールボックスで「Number Box」を選択し(Basicの中にあります)、画面上に配置します。 (画面をダブルクリックすると、ツールボックスが表示されます。)
「makenote」を配置するにはツールボックスで「Objext Box」を選択し(Basicの中にあります)、画面上に配置します。mとタイプすると、リスト が表示されるので、「makenote」を選択します。テキストボックスに入力を続けて「makenote 120 500」と入力します。入力が終わったら、画面の何もかかれていないところをクリックして、入力を確定させます。
通常、MIDIで音を鳴らすには、音を鳴らせという命令と音を止めろという命令の2つが必要になります。この「makenote」は指定した時間間隔(この場合は500ミリ秒)で、この2つを行ってくれます。120は音の強さ(ベロシティ)です。
同様に、「noteout」を配置します。
並べた部品を線でつなぐ
「Number Box」と「makenote」を線でつなぎ、「Number Box」の値が「makenote」に送られるようにしましょう。線でつなぐには、「Number Box」の下の黒線が太くなっている部分にマウスを置き、「makenote」の上の線が太くなっている部分にむけてドラッグします。
このような要領で、下の図のように配線します。 (左はマックの古いバージョン、右はWinの2010年頃のバージョンです。)
 
作ったプログラムを動かしてみる
プログラムを実行するために実行モードに切り替えます。実行モードにするには、左上 (左下の場合もあります)の鍵のマークをクリックします。
「Number Box」の上にマウスをもっていき、ドラッグして値を変更してみましょう。その音高の音が鳴ります。