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PureDataに関する情報を提供します。  
ブランクのパッチを用意する
PDやMAX/MSPでは、プログラムのことをパッチと呼んでいます。プログラムを作成するには、まず、ブランクのパッチを用意します。「File」のメニューから「New」を選択してください。空白のウィンドウが表示されます。
編集モードに切り替える
プログラムの作成は、編集モードで、実行は、実行モードで行います。編集モードにするには、「Edit」のメニューの中にある「Edit mode」をクリックします。
必要な部品を並べる
MIDIを使用して音を出すという簡単なプログラムを作ってみましょう。必要な部品は、音高を指定する「Number」とMIDIで音を出すための「makenote」「noteout」の3つです。
「Number」を画面上に配置するには、「Put」のメニューの「Number」をクリックします。マウスポインタが指型になるので、画面上のどこかをクリックして、
「Number」を配置します。
「makenote」を配置するには、「Put」のメニューの「Object」をクリックします。マウスポインタが指型になるので、画面上のどこかをクリックします。テキストボックスに「makenote 120 500」と入力します。入力が終わったら、画面の何もかかれていないところをクリックして、入力を確定させます。
通常、MIDIで音を鳴らすには、音を鳴らせという命令と音を止めろという命令の2つが必要になります。この「makenote」は指定した時間間隔(この場合は500ミリ秒)で、この2つを行ってくれます。120は音の強さ(ベロシティ)です。
「noteout」を配置するには、「Put」のメニューの「Object」をクリックします。マウスポインタが指型になるので、画面上のどこかをクリックします。テキストボックスに「noteout」と記述します。
並べた部品を線でつなぐ
「Number」と「makenote」を線でつなぎ、「Number」の値が「makenote」に送られるようにしましょう。線でつなぐには、「Number」の下の黒線が太くなっている部分にマウスを置き、「makenote」の上の線が太くなっている部分にむけてドラッグします。
このような要領で、下の図のように配線します。
作ったプログラムを動かしてみる
プログラムを実行するために実行モードに切り替えます。実行モードにするには、「Edit」のメニューの中にある「Edit mode」をクリックします。
「Number」の上にマウスをもっていき、ドラッグして値を変更してみましょう。その音高の音が鳴ります。