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夏は来ぬ
曲 小山 作之助
詞 佐佐木 信綱
着信音楽
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歌詞
卯の花の、匂う垣根に
時鳥、早も来鳴きて
忍音もらす、夏は来ぬ
さみだれの、そそぐ山田に
早乙女が、裳裾ぬらして
玉苗植うる、夏は来ぬ
橘の、薫るのきばの
窓近く、蛍飛びかい
おこたり諌むる、夏は来ぬ
楝ちる、川べの宿の
門遠く、水鶏声して
夕月すずしき、夏は来ぬ
五月やみ、蛍飛びかい
水鶏鳴き、卯の花咲きて
早苗植えわたす、夏は来ぬ

楽譜

歌詞の意味と曲の解説
合唱曲としてよく歌われる曲で、文化庁が選定した「日本の歌百選」に選ばれている曲の1つです。詞は佐佐木信綱で、曲、歌詞とも著作権保護期間を終了しています。
夏の風物詩を歌う内容になっていますが、すこし難しい、というか普段あまり使わないような言葉がたくさん出てきます。幾つかの言葉を現代語訳してみると、時鳥は「ホトトギス」、「忍び音」はホトトギスの、声を
ひそめるような鳴き声のことです。「橘の薫」は橘という柑橘の香りがするという意味で、童謡の「鯉のぼり」で、「橘かおる朝風
に」と歌っているのもこの意味です。「おこたり諌むる」は「怠けていることを注意する」というような意味です。「楝」は
オウチと読み、花の名前、「水鶏」はクイナと読み、鳥の名前です。沖縄にいるヤンバルクイナもクイナの一種です。
タイトルの「夏は来ぬ」というのは「夏が来た」という意味で、歌詞の中にも「蛍」などの季節感あふれる言葉が多くでてきますから、夏のはじめ、5月〜6月ころの歌だと思われます。
この曲はママさんコーラスなどで歌われる合唱曲の定番です。なんとなく浴衣や素麺をイメージしてしまう曲ですが、TVではお茶のCMなどで使用されていました。
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