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歌詞
菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜
歌詞の意味と曲の解説
「朧月夜」は、岡野貞一が作曲した日本の伝統的な唱歌で文化庁が選定した「日本の歌百選」に選ばれている曲の1つです。作詞は高野辰之で「菜の花畑に入り日薄れ」という歌詞が歌の出たしになっています。朧月夜という言葉は秋をイメージさせますが、歌詞の中に「春風」とありますので、春の頃の曲です。
そもそも、朧月夜という言葉自体が、春の夜に月が霞んでいる様子を指す言葉だそうです。
朧は春の頃の気象現象に関連する言葉で、春の季語になっています。ちなみに、春の隅田川の様子を歌った「花」という曲にも、「おぼろ月」という言葉が使われています。
「朧月夜」のように、「おぼろ」には「ぼんやりしている」「はっきり見えない」という意味があります。「おぼろ」という言葉は「そぼろ」に音が似ていますが、なんと、辞書によると「おぼろ」には「そぼろ」の意味もあるそうです。
歌詞は、情景を描写する内容になっていますが、結局、何を言いたいのか、というところに疑問が残る歌でもあります。「美しい」や「懐かしい」など、人間の感情を表す言葉は1つもでてきませんが、聞く人がそれぞれに色々な思いをはせる、というのが正しい聞き方なのかもしれません。
音楽的には、三拍子でアーフタクトという日本の童謡・唱歌としては少し珍しい曲です。