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歌詞
柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまきたべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何のこと
やっと羽織の 紐のたけ
柱にもたれりゃ すぐ見える
遠いお山も 背くらべ
雲の上まで 顔だして
てんでに背伸 していても
雪の帽子を ぬいでさえ
一はやっぱり 富士の山
楽譜
歌詞の意味と曲の解説
童謡の大家、中山晋平が作曲した童謡で、作詞は海野厚です。
私は長い間、この部分の歌詞を「せいくらべ」ではなく、「たけくらべ」と思っていました。
「背」は「せい」と読みますが、歌では時代により「せえ」と発音したり「せい」と発音したりするようです。もちろん「背伸び」は「せのび」と読みます。
今となってはあまり考えられませんが、昔は子供の成長を記録するために家の柱に、身長の位置に傷をつけるという風習(?)があったようです。歌詞には他に、羽織や富士山も登場し、非常に日本的でほのぼのとした歌となっています。
この曲は、文化庁が選定した「日本の歌百選」に選ばれている曲の1つです。このほか、5月の子供の日にちなんだ歌に、「鯉のぼり」や「こいのぼり」があります。
悲しい逸話
作詞者の海野厚は、28歳という若さで死去しています。この歌の歌詞の意味を考えると少し切なくなります。
柱のきずが去年のものではなく、おととしのものであることが問題です。病弱だった作詞者は、5月5日に静岡の実家に帰れない年があり、それで弟の成長をはかる柱のきずが1年分、抜けてしまったということです。