アフリカ音楽考
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アフリカ音楽といっても、広大なアフリカ大陸ですから、やはり様々な民族音楽が存在します。しかし、共通するのは、やはり強烈なリズムでしょう。特に、異なるリズムを同時に演奏し、1つのリズムを作り出すということが行われるらしいです。「自動作曲システム」では、リズム用のトラックを2つ用意し、この複合リズムの雰囲気を作り出そうと試みています。参考に聞いてみた曲は、ショナ族の曲で、3連音符を4回繰り返すようなものでした。これ以外のリズムもあるのでしょうが、この、3連音符4回のリズムパターンが、後のジャズやブルースの基本リズムになったのかもしれません。最初は、4分音符の3連音符だけでリズムを構成するようにしていましたが、後で、8分音符の3連音符も取り入れるようにしたところ、よりアフリカっぽい曲ができるようになった気がします。MIDIデータ(旧)とMIDIデータ(新)を聞き比べてみてください。
音階は、「ド」「レ」「ミ」「ソ」「ラ」の5音階を用いていますが、この音階を、カリンバ(ムビラ)という楽器で演奏すると、でたらめに弾いても、かなりアフリカっぽい感じになります。「自動作曲システム」では、カリンバという楽器のかわりに、マリンバという音色を用いています。(この2つの楽器がどう違うのかは、不明です。)カリンバは、長さの違う鉄の板を、木の上に並べて置いたもので、親指ピアノとも呼ばれているらしいです。この鉄の板を指で弾いて演奏するのですが、これが、オルゴールのもとになったらしいです。他の楽器としては、しわがれたボーカルが入ることが多いようです。 |