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  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  

 

 

 

10/31(火) MITの博物館  
  朝、MITの博物館に行く途中に、変な自転車を見た。異様に背の高い自転車で、なぜか前の車輪の上のほうに、ヤカンが付いている。

MITの博物館を見学したあと、博物館の管理をしているアーティストの話を聞いた。椿氏が興味をもっているのと同じようなエコロジー関連の作品を制作中らしい。
メディアラボに戻り、移動中にカフェテリアを通ったが、ハロウィンのためか、キャンディのかわりに、いらなくなった電子回路類が缶に入れられていた。

メディアラボの地下にある制作スタジオ(?)で、シティ・カーという研究をみせてもらった。まだ、完成していない様子だったが、シーグラフのパンフレットにのっていたやつだと思う。スタジオの壁には、なぜかピカソのゲルニカが。。。

音楽学部の人、2人の昼食をとった。音楽は椿氏の作品には、あまり関係ないが、MITの世話役の人が私のためにアレンジしてくれたらしい。一人は、音楽学部の助教授で、MITプレスのコンピュータ・ミュージック・ジャーナルという雑誌の編集者をしているらしい。私も以前、1年間ほど購読していたことのある雑誌である。
昼食のあと、時間が少しあいたので、メディア・ラボの1Fにあるギャラリーで行われている展覧会(?)を見た。入り口のすぐ近くの作品は、2人がバイザーをつけると、お互いに、相手がみているはずの映像が見えるという作品だった。奥のほうには、ダムタイプの池田亮司さんの作品も展示されていた。
夕方、ハーバード大学の見学に行く。デザイン・スタジオがあるビルの中に入り、勝手にウロウロした。

ハロウィンのため、駅周辺の仮装をした人たちが集まっていた。何故か、自転車の集団もいて、地下鉄のホームを奇声を発しながら走っていた。
夕食は、ハーバード大学の近くで、MITのアーティストの人たちと食べた。
 
     
10/30(月) MITロボティクス  
  MITのキャンパスでもひときわ目立つ変な形のビルに行き、ロボティクス関係の研究を見せてもらう。

惑星探査ロボットや壁を登るロボット、水中で活動するロボットなど、色々みせてもらった。2足歩行のロボットの研究も行われて、私がもっているのと同じ、近藤科学のロボットもあった。

メディアラボのビルに戻り、石井さんという人のタンジブル・ビッツという作品(?)を見せてもらった。瓶に触れると音楽が演奏されるというもので、ミュージック・ボトルと言うらしい。ほかにも色々みせてもらったが、研究は外部に公開されているらしく、たいていのところで写真やビデオをとらせてくれた。
MITのアート専攻の新入生に、椿氏がレクチャーを行う。私はそのレクチャーの中でニューロキューブや2足歩行ロボットのデモを行った。夜、椿氏の講演があった。MITだけでなく、ハーバードなど、近郊からも聴講者が来ていた。講演のあと、主催者や参加者の人たちと夕食会があった。
 
     
10/29(日) メディアラボ  
  私達が泊っているホテルは、昔、消防署だったらしい。

ロビーに古い時計が置いてあるのだが、サマータイムの後、時間が調整されていないため、1時間ずれている。駅前の通りの時計も調整されていない。これらの時計はすべて手動で誰かが調整するのだろうか?
朝、地下鉄に乗って、ボストンのダウンタウンに買い物に行った。ボストンは東西に地下鉄が伸びているため、移動は地下鉄を使うことになる。
MITは正確にはボストンではなく、ケンブリッジというところにあり、ケンドールという駅が最寄駅である。
ダウンタウンでは、朝はやいためか、ほとんどの店が閉まっていたが、大きな書店が開いているのを発見した。

DTMやロボット関連の雑誌を探してみたが、やはりそのようなものは無かった。2Fには、DVD、CDの売り場があった。まだ日本で公開されていない映画もDVD化されて売られている。日本アニメが、けっこうたくさん売られていた。ハウルの動く城があったので、購入した。
書店でウロウロしているうちに、周りの店がオープンしはじめた。書店の向かいにあったラジオシャックという電気店で、電池、ハンダなどを購入した。
待ち合わせの時間にホテルに戻ると、MITのメディアラボに案内された。ホテルは、MITの校舎が集まっている区域の中にあり、メディアラボのビルまで歩いて10分もかからない。ちなみに、メディアラボの建物は日本人が設計したらしい。メディアラボで、椿氏の公演やワークショップについて打ち合わせをした。

そのあと、メディアラボの助手(?)の人たち数人と昼食をしながら、ワークショップの内容について相談。近くにロボットの専門店が無いか聞いてみたが、ロボットの専門店は、ニューヨークとロサンジェルスにしかないらしい。キッズロボットと、ジャイアントロボットとかいう名前の店らしいが。。。アメリカには、秋葉原のような電気街が無いことや、ガンダムショップのような店が無いことも分かった。
昼食の後、助手の人たちに、ワークショップで使うロボットやセンサーを見せることになった。みんなをホテルに招き、Tさんに貸してもらった筋電センサーや脳波センサ−などのセンサー類や、ニューロキューブという学習用ロボットのセット、二足歩行のロボットなどを見せた。
ついでに、DTMマガジンに収録しているビデオを英訳したものを見せた。まだ発売されていない号のもので、日本のロボットの専門店や、ロボットのバトル大会の様子が収録されているが、アメリカには似たようなものが無いためか、ロボットバトルのビデオはかなりウケていた。
夜、MITの講堂にドラッグショーというのを見に行った。(服を引きずるからドラッグ?)ハロウィンが近いことも関係あるのだろうが、ゲイやレズの人たちが、ミュージシャンの扮装をして、歌やダンスを披露する。日本のものにたとえると、TVでみる物まね歌合戦が一番近いだろうか。。。

(写真の人はラスベガスのショーにも出ているらしい。)
ドラッグショーを見た帰りに大学内にある24時間営業のお店で、食料などを少し買った。

ホテルに戻るときに、MITのビルの中を少し案内してもらった。変わった部屋が幾つかあったが、アニメサークルの部屋らしいものもみつけた。メイン・エントランスのあるところは、天井が高く、絵が描いてある。そして、なぜか、それをレンズを通して見れるようなものが置いてある。
 
     
10/28(土) ボストン  
  関空でアーティストの椿氏とまちあわせて、夕方の便でボストンに向かう。スーツケース2つと、リュックが1つで、けっこうな重さだったが、重量制限にはひっかからなかった。
機内のカタログ販売の雑誌を見ていたら、ロボットが売られていた。他にも、音楽にあわせて壁や天井に投影した映像が変化する装置とか、王様のアイデア(古い?)っぽいものが売られている。

シカゴで乗り換えだが、米国への入国審査があった。入国審査で、MITのアーティスト・イン・レジデンスできたというと、招待状はあるかと聞かれた。招待されているのは椿氏で、私は、椿氏のコラボレータとして来ている立場なので、もちろん招待状などない。なので、無いと答えたが、それ以上、問い詰められることもなく無事に入国できた。
荷物を受け取ったら、どうやら、審査のときに空けられてしまったらしく、ふたがきちんとしまっていなくて、テープでぐるぐる巻きにされていた。

あやしい機器を詰め込んでいたから無理もないが。。。

ボストンの空港にMITの世話役(?)の人が迎えにきてくれていた。どうやら、滞在中は大学近くのホテルに泊まるらしい。明日からサマータイムの終わりで時間がズレるから待ち合わせの時間を間違わないようにと注意された。
部屋は、とても広く、ベッドもたいそうである。

部屋に荷物を広げて、もってきた筋電センサーの調子を確認した。なんとか動いている。
 
     
10/26(木) 荷造り  
  米国にもっていくものを荷造りした。怪しいものが多いので、入国審査にひっかからないか心配である。

ミクシーからこのサイトへのアクセスが異様に増えている。ジャンプ元のページを表示しようとしたが、私はミクシーの会員ではないので、表示することが出来なかった。どうやら、音楽占いのページにたくさんアクセスがあるらしいが。。。
 
     
10/25(水) 筋電センサー  
  MITにもっていくために、Tさんに貸してもらった筋電センサーを使ってみた。

原因不明のノイズに悩まされたが、100V電源から、電池に切り替えると解消した。
 
     
10/22(日) でんでんタウン  
  午前中、椿氏とでんでんタウンでMITのワークショップで使用できそうなセンサー類を探して周った。ロボット・ファクトリーという店で、椿氏がBioloidというロボットを購入、私は、ロッポというロボットのフレームとサーボモータを購入した。このお店では、かなり散財をしている。
MITで、メイドカフェを日本文化として紹介しようという話になり、ロボットファクトリーの前にあるメイドカフェに入った。ビデオ撮影を頼んだら断られた。そりゃそうか。。。メイドカフェは、特に変わった場所ではなく、普通の喫茶店と同じくらいの値段、メニューで、ただ、ウエイトレスがメイドの格好をしているだけである。秋葉原には、メイドさんが注文したものを食べさせてくれるようなところがあるらしいが、日本橋には無いらしい。
午後から、改装して新規オープンするニノミヤ無線で行われたロボット・バトルの大会に参加した。練習試合みたいなのもので、対戦相手などもその場で決める。休日のためか、けっこう見物人がいた。今回は、トランペットで、ロボットを操縦した。もちろん、このような操縦方法は、戦略上不利だが、けっこうウケていたような気がする。

夜、大宇陀の田原菅原神社というところで行われた火祭りを見た。巨大なタイマツを大勢で神社に運ぶ。神社では、儀式のあと、餅がバラまかれる。 (ビデオを見たい人は
こちら。)
 
     
10/21(金) 京都造形大  
  金曜日なので、京都精華大に講義に行った。
帰りに、京都造形大によって、椿氏とMITのレジデンスで制作する作品について打ち合わせをした。
 
     
10/20(木) MITのレジデンス  
  椿氏と一緒にMITのレジデンスに行くことになったので、色々と準備しなければならない。ワークショップで使用するセンサーやロボットの調達をする必要がある。生体センサーを製作している知人に相談したところ、筋電センサーを幾つかつくってもらえることになった。購入すると1つ十万以上するらしい。  
     
10/17(火) アメリカ  
  現代美術のアーティストの椿氏と今月末、アメリカに行くことになったので、京都造形大学で打ち合わせをした。  
     
10/16(月) DTMマガジン収録ビデオ  
  ちょうど、次回の締め切り時に海外出張しなければならないため、DTMマガジンに収録するビデオを2週間ほどはやく作成しなければならない。二足歩行ロボットと、おもちゃの恐竜が戦うシーンなどを撮影した。
 
     
10/15(日) 明日香村コンサート  
  明日香村で、鼓童と笙の演奏者の東儀さんによるコンサートがあるはず。でも、見に行く時間がない。近いのに、残念。。。  
     
10/14(土) 大垣ビエンナーレ  
  今週は、岐阜県の大垣で大垣ビエンナーレというのをやっている。メディアアートの作品なども展示されるはずだが。。。今年は見に行っている時間がない。  
     
10/13(金) メディアアート演習  
  京都精華大学に行ってメディアアート演習の講義をした。2コマ目が、スタジオ・ジブリの就職説明会と重なっていたため、学生全員が、そちらに行ってしまった。
帰りに、京都メディア・アート週間というイベントで行われているパフォーマンスを見に行った。白装束を着た女性が、プロジェクターから投射された映像の前で、声明(?)を歌いながら、踊る(?)というもの。
 
     
10/12(木) 歓迎会  
  事務所の皆で、新しく入ったバイトの歓迎会をした。思えば、会社を設立して以来、歓迎会をするのは始めてではないだろうか。。。  
     
10/11(水) 光るトランペット  
  ヤマハの光るトランペットを購入した。  
     
10/09(月) ロボットの組み立て  
 
ロボットのサーボを高電圧のものに差し替えた。色も黒く塗った。
丸一日、かかった。ロボットの組み立ては、やはり手間がかかる。。。
 
     
10/08(日) 室生山上公園芸術の森  
  妹と、妹の子供と一緒に、奈良県の室生というところに行った。室生寺という有名な寺がある。

室生寺の近くに「室生山上公園芸術の森」というのが新しく出来た。今日はそのオープニングイベントがある。以前、仮オープンのときに来たことがあるのだが、正式なオープンは今日かららしい。芸術の森に行く途中に寺(神社?)があり、そこで、獅子舞をやっていた。芸術の森と関係のあるイベントなのか??

芸術の森の入り口で、取材に来ていた地元のケーブルテレビに声をかけられた。楽しそうに入場していくところを撮影させて欲しいということなので、楽しそうに入場。。。
芸術の森の中には、ダニ・カラヴァン(たぶんドイツ人?)という人が作った巨大な作品が点在している(下の写真の帽子をかぶったオジさんが、カラヴァン氏)。

オープニングのイベントでは、数人のダンサーが、巨大な作品の間を移動しながらパフォーマンスするということが行われた。写真の作品は、能の舞台としても使用できるようになっているらしい。しかし、能の場合、床板の下にカメが埋め込まれているため、足で踏み鳴らすと大きな音がするのだが、この作品では、ダンサー達が足を踏み鳴らしても鈍い音しかしなかった。すこし残念な造りである。。。



点在するオブジェの中には、下の写真のような、遠近法と錯覚を利用した、ちょっと変わった作品もある。

ダンスパフォーマンスの後、それぞれの作品の前でコンサートがあった。ジャズやサンバなど、色々あったようだが、移動するのが面倒なので、スチールドラムの演奏を見た。

スチールドラムの演奏の中で、ちょっと変わった楽器がでてきた。まな板のような形をしたギロ(?)で、シンバルもついている。なんという名前の楽器なのか?

スチールドラムの演奏のあと、高石ともや氏のコンサートがあった。なんでも、このあたりの小学校の校歌を作曲したらしい。あまりにも曲が古く、妹も、妹の子供も知っている曲がほとんど無いということで、早めに退散することに。。。私は、けっこう知っている曲があったのだが。。。

帰りに、大阪のほうを周って、日本橋のロボット・ファクトリーに行った。KHR-2というロボットのキットを購入。ほんとうは、いまもっているロボットのサーボーモータを高い電圧のものに変えたかっただけなのだが、サーボをバラバラに買うより、ロボットのキットを購入したほうがだいぶ安いことが判明し、キットを買うことに。。。
 
     
10/07(土) 楽器フェア  
  池袋で行われている楽器フェアに行った。何年も前に、池袋の近くに住んでいたことがあるので、サンシャイン前の大通りなど、かなり懐かしい感じ。
楽器フェアに来るのは、おそらく4〜5年ぶりである。

ローランドのブースで、MIDI出力できるアコーディオンというのが幾つも展示されていた。いったい、誰が何の目的で使用するのか?

変わったデザインのギターが多数展示されていた。

楽譜のコーナーもあり、各出版社の出版目録が無料で配布されている。楽譜関係の目録が、一挙に手に入るのは嬉しい。
池袋で楽器フェアを見たあと、御茶ノ水に行った。御茶ノ水には、何故か楽器店が集まっている。1つの通りに、10軒以上はあると思う。ショルダーキーボードが売られている店を探したが無かった。

御茶ノ水のあと、そのまま秋葉原へ。ニュースで見て知っていたが、駅周辺の様子がだいぶ変わっている。ちょっとお洒落になった感じ。Laoxのコンピュータ館の近くで、新しく発売される二足歩行ロボットの展示が行われていた。やはり、ロボットはブームになっているようである。

TSUKUMOのロボット王国やMusicvoxという店に行ったあと、新幹線で帰った。
 
     
10/06(金) でんでんタウン  
  でんでんタウンのニノミヤにロボット専門コーナーが出来たので覗いてみたが、売り場面積はあまり大きくなかった。上新電機が店じまいセールをしていた。YAMAHAの光るトランペットで、上新モデルというのが安く売られていた。展示品はなんとなく嫌だったので、結局、購入しなかった。
昼から、京都精華大学に行ってメディアアート演習の講義をした。 授業は、続けて2コマあるが、2コマ目が、博報堂の就職説明会と重なっていたため、半分以上の学生が、そちらに行ってしまった。
 
     
10/03(火) ジャンプ  
  最近のロボットの大会はジャンプ力が求められるらしいので、ロボットの足の裏にバネを仕掛けてみた。

しかし、この仕組みでは、不安定になるだけで、ジャンプさせることは難しいということが分かった。
 
     
10/02(月) でんでんタウン  
  でんでんタウンで、ロボットのパーツ類を購入。中古のアナログシンセも欲しかったのだが、ソフマップ、マークスともに、適当なものが売られていなかった。
ニノミヤ電機の地下に、パーツの専門売り場ができていた。金曜日から、ロボットのパーツの販売も開始するらしい。
 
     
10/01(日) ロボットの腕  
  ホームセンターで見つけた金具を使って、ロボットの腕を長くしてみた。