サイト運営->音楽日記  
前月 目次 索引 次月
  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  

 

 

 

06/30(土) インテックス大阪  
  インテックス大阪でやっているバリの展示会を見に行った。思ったより規模が小さかった。

お店が何店か出店されていて、端っこのほうに、音楽や舞踊をするステージがある。

なぜか、会場の端のほうに、1つだけ、インドネシアの竹の楽器が置いてあり、子どもたちが叩いたりしていた。
帰りに日本橋で、サウンドカードを購入。Sound Blasterのシリーズは、Windows Vistaでも使えるらしい。
 
     
06/27(水) ゆらぎ解析君  
  アクセス数が増えていたのは、「ゆらぎ解析君」というソフトが、窓の杜で紹介されたかららしい。  
     
06/26(火) ゆらぎ解析君  
  昨日の8時ごろから、爆発的にアクセス数が増えている。1つは、「ゆらぎ解析君」というソフトがあるアニメサイトで紹介されたおかげのようだが、それとは別にトップページへのアクセスも増えている。なぜ?  
     
06/24(日) 音楽の祭日  
  国立民族学博物館で行われた「音楽の祭日」というイベントを見に行った。国立民族学博物館は、万博公園跡地にある。

民族学博物館の中には、海外の民芸品のようなものがたくさん展示されていて、民族楽器も多く展示されている。ガムランのセットも1セット展示されている。普段は、400円ほど取られるが、たまに無料になる日があり、今日も入館料は無料の日である。
「音楽の祭日」というのは、もともとは、海外で始まったイベント(?)らしく、夏至の日にコンサートを開いて、音楽を楽しんでもらおうという趣旨のものらしい。フランスだか、どこだかの国ではじまり、日本でも数年前から毎年、行われているらしい。
朝から夕方まで10組以上が出演するコンサートで、11時すぎに会場につくと、中国のフルスという楽器を演奏する人が話をしていた。見覚えがある楽器だと思ったら、中国に行ったときに、おみやげに買った楽器だった。そのあとも、30分ぐらいづつ、いろいろな国の民族音楽の演奏者たちが続々と出演。。。
ハワイの古い楽器や、ネパールの楽器など、あまり見たことのないものも見ることができた。

インドネシアの留学生の人たちは、竹の楽器(たぶんアンクロンという楽器)を各自がもって、それを合奏するというのをやっていた。ハンドベルのように、一人、ひとつの音程を受け持つ形である。

アルパという南米のハープの演奏もあった。弦に色がついていて、それで音が分かるとか。。。

一番良かったのは、SOHAというグループで、ダルシマとウッドベースをバックに中国語(?)の唄が入るもの。会場は、本館の横にあるホールと、本館のロビー、本館内の展示スペースなどで、本館ロビーでは、演奏終了後に楽器をいじらせてもらえる。本館内の展示スペースでは、実際に展示されているガムランを使用して演奏が行われた。
 
     
06/23(土) 竹供養  
  奈良の大安寺で行われた竹供養というのを見に行った。

虚無僧による尺八の奉納演奏を見た。虚無僧の格好をした人たち(現代に本当の虚無僧はいないと思うので)の行列が、尺八を吹きながら、本堂のほうへ歩いて行く。15名ほどの行列で、行列の最後には、笹娘という着物を着た娘さんと、傘をもったお付きの人(?)がいる。行列の最初の年配の人だけが、なぜか黒い服を着ていたが、リーダーという意味なのか?赤い傘をもっている人は何故かジーンズ姿。。。もうちょっとがんばって、全員、着物姿にすれば良いのに。。。

寺の敷地内には竹林があり、そこで尺八演奏のパフォーマンスなどもある。横に並んで写真を撮っている人たちがたくさんいた。
 
     
06/22(金) Widows Vista  
  Windos XPとWidows Vistaのデュアルブートにしていたが、ハードディスクの構成を変えたために、XPが立ち上がらなくなってしまった。構成を元に戻してもなおらない。しょうがないので、Widows Vistaですべての作業をしなければならないが、けっこう動かないソフトがある。
音もでないので、Vista用のサウンドドライバを探したが、どうやらメーカーのほうで出していない様子。新しくサンドカードを付け加えようと思って、パソコン工房に電話してみたら、Vista用で確認のとれているサンドカードは無いということだった。サウンドブラスターのようなメジャーな製品でも、まだ未確認らしい。
 
     
06/17(日) アジア食堂 Rupa  
  奈良の文化会館で行われた奈良交響楽団の定期コンサートを見に行った。

シューベルトの交響曲やカルメンの曲が演奏された。カルメンの曲と言えば、運動会の音楽である。なんという名前の曲か分からないが。。。(たぶん「闘牛士」というタイトル?)
コンサートを見たあと、柳生(一応、奈良市内)にインドの音楽と舞踊を見に行った。はやく着いたので、柳生花しょうぶ園というのに入ってみた。

以前、滋賀の菖蒲園に行ったときもそうだったが、何故か、菖蒲園にはカエルがたくさんいる。花しょうぶ園を見たあと、まだ時間があったので付近をウロウロ。。。十兵衛杉というのがあった。落雷で、枯れてしまったらしい。

真ん中の枯れている木が十兵衛杉
インド音楽の会場は、アジア食堂 Rupaというところで、看板がある以外は、普通の民家のように見える。楽器は、シタールとパカワジという打楽器の組み合わせで、この組み合わせの演奏は珍しいということだった。

パカワジは、タブラを胴長にしたような楽器で、上下の両方の面に、タブラと同じような黒い部分がある。叩き方(叩く位置?)によって、低い音や高い音を出すことができるようだった。胴の周囲に貼られた紐と木片で、チューニングするようになっているが、シタールの開放弦のどれかと同じ音にあわせていたようである。
出演者は、ダンサーを含めて4名で、うち3名は、インドの人だった。シタール奏者は2人いて、最初は日本人の人が演奏していたが、もう一人のシタール奏者のお弟子さんらしい。最初の曲の演奏の途中で、シタールの弦が切れてしまったが、そのままの姿勢で、あっというまに張り替えて演奏を続けていた。(よくあることなのか?)
ダンスは、カタックというダンスで、足に鈴のようなものをつけて、音を出しながら踊る。鈴は、片方の足に100個つづついているらしい。

もちろん、ダンスのBGMはインド音楽だが、太鼓のほかに、アコーディオンのような音が入っていた。(ハルモニウムというやつか??)インドのダンスと言えば、首を左右に動かしながらゆっくり踊るイメージだが、カタック・ダンスの動きは激しく、どちらかといえば、フラメンコのような感じである。足につけた鈴を鳴らすために、踵も激しく動かすが、これは、タップダンスのような感じ。。。
帰りに、ラーメン屋の「無鉄砲」の前を通って帰ったが、雨にもかかわらず人が並んでいた。。。
 
     
06/16(土) あきの蛍能  
  今日は、宇陀市にある阿紀神社で行われた「あきの蛍能」というのを見に行った。阿紀神社は、合併前の大宇陀町だったところで、かなり田舎(というか山の中?)な感じの場所にある。そして、阿紀神社は、周りが田圃の、鎮守の森といった感じの場所にある。

蛍能がどのようなものかというと、神社の中にある能舞台で、能や狂言、舞などが行われるのだが、そのときに、数百匹の蛍を放して、幻想的(?)な光景を作り出すというものである。
年に一度だけ、毎年、梅雨の時期に公演が行われるが、予定されていた日に雨が降ると、神社ではなく、公民館での公演となるため、遠方から見に行くには、リスキーなイベントである。実際に、去年、見に行ったときは微妙な天候で、結局、公民館での公演をみるハメになってしまった。
似たような感じで、雨が降ってしまうと、なんのこっちゃになってしまうイベントに、天川村の「揺れ太鼓」というのがある。宇陀市は、奈良からだと、2時間くらいで行けるが、天川村は、6時間くらいかかる。前回、「揺れ太鼓」を見に行ったときは、天川村に向かっている途中に雨が降り出してしまった。結局、着いた時にはなんとか雨がやんでいたので、イベントを見ることができたが、6時間もかけて行っても、中止になってしまうリスクがあるのだ。。。
蛍能は6時くらい、まだ明るい時間に始まる。そのうち、舞台の前の薪(?)に火がつけられ、真っ暗になったころに、蛍が放出される。

狂言は、ある程度、分かるのでそれなりに面白いが、能は意味がまったく分からない。動きも少ないので、正直、たいくつである。でも能の音楽は、西洋の音楽体系とは全く異なる世界のもので、興味をもてばそれなりに面白いかもしれない。「ヨー」という掛け声と、「ポン」という鼓の連続が印象的だが、それ以外に、笛とか、声明みたいな歌声とかが入る。また、縁者が時々、床をドンと叩くのも、音楽の一部になっている。妹の話によると、能の舞台の床には、足で床を踏んだときに、音が良く響くように、カメ(壷?)が埋められているということだったので、舞台の終了後、床下を見に行ったが、暗くてよく見えなかった。
 
     
06/10(日) 邦楽の奉納  
  矢田寺というところに、邦楽の奉納を聴きに行った。音楽の奉納というと分かりにくいが、要は、境内で音楽を演奏することである。奈良の神社や寺では、音楽の奉納というのがよく行われている。たとえば、天河神社では、細野晴臣氏なども奉納を行っている。
矢田寺は、あじさい寺として有名な寺で、ちょうど季節なので、観光客が大勢来ていた。(私もその一人だが。。。)

演奏は、三味線を弾くお坊さんと、琴を弾く女性達(たぶん、どこかの教室の生徒さん達?)で行われた。

演奏の合間にあった説明によると、琴の曲は、なんとか検校という人が作曲したものが多いらしい。検校というのは、位の名前で、先生とかいうのと同じく、たとえば、八橋検校みたいな感じで、苗字のあとにつけるようだ。琴の古い曲は、バッハよりも前の時代に作られたらしい。バッハよりも古いと言われると、なんかすごい感じがする。
昔は、ライブハウスやコンサートホールというものは、無かったから、寺や神社というのは、けっこう人が集まって音楽を聴くという場所になっていたのかもしれない。
 
     
06/05(火) 波紋音  
  某メーリングリストからの情報によると、法然院でコンサートが行われる水琴窟のように見える「波紋音」の楽器は、実は鉄の塊に切り込みを入れたものらしい。長野の美術館や、名古屋のライブハウスで実物を見れるところがあるらしい。遠くて行けない。。。
斉藤鉄平さんというアーティストさんが作っているものらしい。Webで検索してみたら、他にもけっこう面白そうな楽器を製作しているようすである。
 
     
06/02(土) 音声館  
  奈良市内で、古い家屋が残っている地域に奈良町というのがある。そこにある音声館とうところで、絵(コンピュータ・グラフィックスを印刷したもの)をもとに、即興演奏を行うというコンサート(パフォーマンス?)があったので見に行った。

音声館は、地域のコミュニティホールのような感じのところだが、何故か、中に水琴窟が展示されていたりする。説明のパネルによると、奈良のどこかの遺跡から、水琴窟が発掘(?)されたらしいが。。。

絵画からインスピレーションを得て、音楽を作るという試みは、古くから行われている。たとえば、ムソルグスキーの「展覧会の絵」もその1つである。よくは知らないが、画家のクレーも、音楽と、絵画の関係について探求していたらしい。コンピュータが出てきて、画像データから機械的な手順で、音楽を生成するということも出来るようになった。私もそのようなプログラムを作ったことがある。以前、DTMマガジンで記事にさせてもらったが、Softpadというメディアアートのグループも、マークロスコ展で、絵画のデータから、音楽を生成するということをしている。
演奏者は、夛川王彦さんという人で、楽器は、アフリカや日本の民族楽器など。。。

(開演前に撮影)
一人で演奏しているから、けっこう忙しい。ホールに椅子は無く、観客は皆、床の上に座って見るという形式である。夛川さんは、パンフレットによると京都造形大学の出身らしい。5曲ほどの演奏だったが、最後の曲は、観客も楽器をわたされて演奏に参加。。。夛川さんが指揮者になって、楽器をもった観客を指していくという、通常のコンサートには無い、少し変わった演出である。現代音楽のコンサートでは、たまに、このような、即興演奏の形態があるらしい。ジョン・ゾーンズという人の考えたコブラという即興演奏も、これに近い感じだったと思う。絵ではなく、カードを使うのだったと思うが。。。(記憶があやふや。。。)
パフォーマンスを見たあと、ダウンタウンの松本氏が監督をしたという「大日本人」という映画を見に行った。本日封切りで、カンヌ映画祭にも招待されていた作品である。日本人向けに作られた映画ということだったが、ストーリーとか、使用されている音楽とか、けっこう海外での上映を意識しているような気がしないでもない。使用されている音楽は、ちょっと日本っぽい感じの音楽なのだが、インドの打楽器が使用されていたりして、言ってみれば、エセ日本音楽である。 おそらくこれは意図的で、たぶん、外国人がイメージする日本の伝統音楽の感じを出すのが目的だったのではないかと思うのだが。。。
 
     
06/01(金) 水琴窟のような楽器  
  某メーリングリストからの情報によると、京都の法然院で、水琴窟のような楽器を使用したコンサートがあるらしい。演奏者の永田砂知子さんのホームページを見ると、確かに、水琴窟のような楽器の写真が載っている。
しかし、残念なことに、コンサートの日は、蛍能と同じ日なので、行くことができない。。。
今日からアルバイトが一人増えた。