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  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  
     
 

3/29(月)

スピーカーの性能チェックソフト  
  例の動物を驚かせる実験で、高音域ででかい音がでるように(そして、動物園でもちあるいても目立たない大きさになるように)アンプ+スピーカーを準備しようとしているのだが、可聴域でないため、実際に、音がでているか確認不可能である。
というわけで、どのくらいの音量がでているのか、チェックするツールをつくったのだが、せっかくなので、一般的に、スピーカーの性能をチェックできるように作りこんでみた。
(ただし、厳密なチェックができるわけではありません。アバウトです。)
http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/SpeakerCheck.html

ちなみに、このツールで、京都近代美術館にネズミ防止の高周波発生器が設置されているのを発見した。
(コレクション展の某氏の作品に、プログラムを提供しているので1週間くらい前に設置に行きました。1カ月くらい展示されるそうです。)
 
 
     
 

3/28(日)

学天則  
  大阪市立科学館に行った。
科学関連の展示のほか、プラネタリュウムもやっている。
入口のところに学天則というのが展示してある。
学天則というのは、東洋で作られた最初のロボットで、ロボット関連の書籍などでも紹介されている。
オルゴールと同じような仕組みで動くらしい。
(以前きたときにも見た気がするが記憶があやふや。。。)

プラネタリュウムは「銀河鉄道の夜」というのを以前から、ずっと見たっかったのだが、ちょうど、科学館で上映しているようである。
しかし、時間があわずに見れなかった。。。
 
 
     
 

3/27(土)

けいおん!の挿入歌  
  アニメ「 けいおん!」の挿入歌の「Maddy Candy」という曲のデータを作成した。

「 けいおん!」のほかの曲とは違い、歌詞が不思議(というか不気味?)な感じ。
曲調や歌詞は、ALI PROJECTの曲に似ていると思う。

今は、「魂のルフラン」というエバンゲリオンの曲を入力している。
最初、3/4拍子だったのが、後から4/4になって、ちょっと、入力しづらい。
 
 
     
 

3/25(木)

古畑任三郎と絶対音感  
  車でTVをつけたら、たまたま古畑任三郎を放送していた。
古畑任三郎が絶対音感をもつ犯人と対峙する場面で、
犯人が日常の音を言い当てるというシーンである。

最初、机をたたいた音を「ミのフラット」と言い当て、次に、手のひらを叩いた音を「レのシャープ」と言い当てるのだが。。。
同じ音なのに、なぜ、最初は、「ミのフラット」で次は、「レのシャープ」といい方を変えるのか??
 
 
     
 

3/19(金)

ネズミよけスピーカー  
  椿氏の京都近代美術館の作品の設置を頼まれた。
以前つくったNeuroCubeというセンサーを使用した作品で、
簡単に言うと、人が近づいてくると、映像や音が変換するようになっている。
私は、センサーと音の部分のプログラムを作っている。

美術館は動物園のすぐそば。例の実験の絶好のチャンスである。
早めに行って、動物に高周波をあててみた。
スピーカーは市販のものでは音が小さすぎるためパーツを買い揃えて自作した。

可聴域を下調べした結果から、鳥類に高周波は聴こえないことが分かっている。
哺乳類を中心に、試してみたが、ほとんどの動物が無反応である。
しかし、キリン、ヤギ、ロバなどは反応している感じがした。
これらの動物にはすぐ近くまで行くことができる。
やはり、かなり接近できる動物でないとダメなようだ。
しやし、本当に高周波に反応しているのかの確証はない。
人が近くにきたことに反応しているだけかもしれないし。。。
でも、ロバは、音を出した後に鳴きはじめたので、音に反応している可能性が高い。

今回、一定の周波数を鳴らすだけでなく、サイレンのように音を揺らすパターンも用意したが、
反応に違いは感じられなかった。

今回の反省点としては、装置にスイッチをつけていなかったことである。
箱をあけないと、オンオフできないため、移動の際に雑音が鳴ったりして、ちょっと困った。
(人目につかないかと、ドキドキ。。。)
 
  美術館についていみると、椿氏はまだ来ていなかったので、事務所で待たせてもらうことに。。。
お茶を飲んでいると、なんだか見覚えのあるような、ないような外国人がやってきた。
すこし遅れてやってきた椿氏と知り合いのようだったので、名前を聞いてみるとウディチコさんという
現代美術のアーティストだった。
そういえば、椿氏とMITに行ったときに会った気がする。それで見覚えがあったのか。。。
ニューヨークのホームレスをテーマにショッピングカートなどを使った作品を発表している人である。

作品の設置は、以前の設定を忘れてしまっているため、思い出しながらの作業に。。。

作業の合間に、美術館内に高周波スピーカーが設置されていないかを調べてみた。
手のひらサイズのノートPCに自作のプログラムが入れてある。
正面の出入り口のところにはなかったのだが、トイレの入り口付近で20KHz周辺の高周波がでているのを発見。
上をみると小さなスピーカーがあった。
なぜ、この位置に設置?という疑問もあるが、携帯しているノートPCとプログラムがちゃんと機能することが分かったのは
成果である。


 
 
     
 

3/18(木)

高周波測定プログラム  
  動物に高周波をあてる実験をするためにスピーカーを自作することにした。
市販の小型スピーカーでは出力が小さすぎるためである。

携帯できるように、網目がついたプラスチックの籠に入れてある。意図したわけではないが、なんとなく人の顔にも見える。。。

それにともないスピーカーの性能を調べるためのプログラムを作成した。
自分では聴こえない高音域の音がどのくらいの音量ででているかを確認するためのプログラムである。

作成したプログラムを手のひらサイズのノートPCで確認することにした。
ノートPCのサウンド機能では、サンプリングレートが48Kになるから、24Kまでの周波数が確認可能である。

プログラムが正しく動いているかどうかを調べるために、別のソフトで高周波を出して測定してみた。
どうやら正しく測定できているようである。リアルタイムに環境音の周波数成分が表示され、けっこう面白い。

以前から、ロボットのバッテリーを充電する充電器からキーンという高い音が聞こえている気がするのだが、
周りの人にはあまり聴こえていない様子。
ためしに、この充電器からでる音を測定してみた。確かに、可聴域ギリギリの高周波がでている。

事務所でも環境音を測定してみた。
耳には聞こえない音で、ピンポイントの高周波がでていることがわかった。
おそらくPCからでているノイズだろう。。。

簡単にもちあるけるので、色々なところで測定することができる。

ショッピングセンターや地下への出入り口、駐車場などには、ねずみよけの高周波発生装置が置かれているはずである。
2万ヘルツ以上のものが多いかもしれないが、もしかしたら、この装置でみつけられるかも、と思って探しているのだが、なかなかみつからない。。。
 
 
     
3/17(水) iPhoneで正弦波  
  iPhoneで正弦波を再生するサンプルアプリが書籍に載っていたので、すこしイジってみた。
うまく改造できれば、iPhoneでモスキートトーンを出す装置(?)が作れるはず。。。
まだ、iPhoneでサンプリングレートに何Hzまで指定できるかも、よく分からない。。。
 
     
 

3/15(月)

mac miniの落とし穴  
  iPhone用のアプリの開発には、今あるmacが使えないことがわかり、新しいmac miniを買いに行った。
新しいOSXでは、boot campという機能があり、Windowsも一緒に入れて使えるようになっている。
手順に従ってインストールしていたら、思わぬ問題が。。。
VersionUp版のXPをインストールしていたのだが、途中で、バージョンアップ対象のWindowsが入っているCDを入れてくださいというメッセージがでてきた。
通常は、ここで、Windows2000とか、WindowsMeとかのCDを入れたら先に進める。
まず、今入っているXPのCDを取り出そうとしたのだが、mac mini本体にはCDをイジェクトするボタンがついていない。キーボードに取り出しボタンがついているが、これも効かない。なんと、CDを取り出す手段がないのだ。
アップルのサポートに電話してみたが、途中でCDを取り出す手段はなく、VersionUp版のCDではboot campの機能は使えないと言う。アップルのホームページにはそんなことは書いていないので、そういうと、「正規版のCD」しか使えないと書いてあるという。しかし、バージョンアップ版でも正規版でしょ?というと、バージョンアップ版は正規版に該当しないということである。「通常版」しか使えないと記述してあれば、バージョンアップ版が使えないというのは理解できるが、「正規版」という記述で、バージョンアップ版が使えないということを思う人がいるのであろうか?とにかく、記載に誤りはありませんということで、これからも、そう案内するらしい。
言葉の対応としては、
正規版 <−>海賊版
通常版 <−>バージョンアップ版
だと思うのだが、アップルのサポートでは、
正規版 <−>バージョンアップ版
というのが正しい言葉の使い方らしい。。。
 
 
     
 

3/13(土)

動物園に行ってみた  
  某所へ行った帰りに京都を通るので動物園に行ってみた。
ノートPCはもっていたが、残念ながら電池式のスピーカーをもっていなかった。
京都の動物園は、小規模なためか、動物に近づきやすい。
しかし、ノートPCからの直接の音だけでは、聴こえるはずもなく、無反応。
かなりの音圧が必要だろうから、やはり、スピーカーは何か工夫しなければらなないだろう。

フラミンゴや毒々しい色の鳥の声が録音できた。周りも天王寺動物園ほどうるさくないので、
録音がしやすい。
 
 
     
 

3/12(金)

鳥類はあまり耳がよくないらしい。。。  
  やみくもに動物に超音波をあててもしょうがないので、動物の可聴域を調べてみた。
http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Research/MediaArt/hearing_range.html

思っていたほど、鳥の耳は性能がよくないらしい。
ペットショップで一番接触しやすい動物なので残念だが。。。野鳥園に行っても無意味ということがわかった。
犬、猫や動物園にいる哺乳類が狙い目である。
昆虫もかなりの高周波が聞こえるらしい。
ネズミ類も耳がよいが、ハムスターなどはどこのペットショップにもいるので、これらもねらい目かも。

プログラムとスピーカーの性能が気になったので、どのような音がでているのか周波数成分を調べるためのプログラムを作ってみた。

昨日使用したノートPCと電池式スピーカーの組み合わせを調べてみたが、どうやらちゃんと2万ヘルツの音はでているようだ。
 
 
     
 

3/11(木)

ペット売り場に行ってみた。。。  
 
こんなものを用意し、プログラムを作ってホームセンターのペット売り場に行ってみた。
こんなものをもってホームセンターの中をウロウロする奴は不審人物である。
ホームセンターでは、ペットだけでなく、電化製品も売っているので、よけいに怪しい。
犬、猫はガラスケースに入っているため、ウサギ、ハムスター、インコなどをターゲットにして、
2万ヘルツの超音波をあててみた。
2万ヘルツは自分の耳では聴こえないから、本当に音がでているかどうかもよく分からない。
どれも、無反応な感じだったが、インコ(?)は、音を出したときに、ちょっと首を振ったので、
さらにスピーカーを近づけてみると、騒ぎはじめた。
しかし、騒いだのは音のせいではなく、私が近づいていったためかもしれないので、よく分からない。。。
帰りぎわに、入り口のところにいた警備員さんに「ありがとうございました」と言われてしまった。。。

かえってネットで調べてみたが、ほとんどの鳥は人間より可聴域が狭いらしい。つまり、私に聴こえない音は、たぶん、聞こえていない。
ただし、フクロウなど、人間よりも可聴域が広い鳥もいる。
よくわからないが、鶏はもしかしたら、人間より可聴域が広いかもしれない。。。

とりあえず、今日は、ドキドキだったので、もっと落ち着いて、実験できるような場所にいく必要がありそうだ。動物園とか、野鳥園とか。。。
 
 
     
 
3/10(水) 動物実験のスピーカー  
  高周波をだすのであれば、スーパーツイーターや圧電スピーカと呼ばれるものを使用するといいというアドバイスを受けた。機器をかかえて、動物園をウロウロしなければならないことを考えると、スーパーツイーターは現実的ではない。圧電スピーカはなんとかなりそうな気がするが、工作をしなければならないので手間がかかるかも。
できれば、市販の小型電池式スピーカーで済ませたいのだが、確かに、それで大丈夫か?という疑問が残る。
結局、何Hzまで再現可能かというスピーカーの性能を測定するようなことを事前にしなければならないだろう。
これには、バットデテクターが良いというアドバイスを受けたが、実は、そのことは少し考えていた。
バットデテクターとは、蝙蝠だす超音波を人間が聞けるような周波数帯に変更する装置である。
奈良にはなぜか、蝙蝠研究所というものがあり、そこの観察会に参加したときに、使ったことがあったから、なんとなく、そのようなものが必要かな、とは思っていたのである。
 
 
     
 
3/9(火) 動物実験の道具調達  
  携帯できるPCとスピーカーを購入。
PCはiPhoneより1まわり大きいぐらいで、掌に乗る感じだが、ちゃんとXPが動く。
今回の目的だとすこし高いが、もともとロボットの遠隔操作用に小さいのを買おうと思っていたので、まぁ、よしとしよう。
スピーカーは、電池で音量を増幅できる小さいものを買ったが、これで、高周波が出せるかどうかは疑問である。
あと、PC内蔵のサウンド機能では、とうてい、2万ヘルツ以上の高周波は出せないので、オーディオインターフェイスというのも必要である。ローランドの4万ヘルツまでいけるやつをアマゾンで注文しておいたので、そのうち届くと思う。
動物に高周波をあてられる日が来るのが楽しみである。ふふふ。。。
 
 
     
 

3/8(月)

わたしの仕事館、ふたたび  
  「わたしの仕事館」のちらしが入っていた。
この前行ったときに、閉まっていたので閉館したと思っていたのだが、まだ閉館していなかったようである。
ちらしには、3月末で閉館と書いてあった。まだ3週間くらいあるので、1回くらい行くチャンスがあるかもしれない。
 
  次のような実験をやってみたいと思う。
20KHz以上の指定した高周波の出せる装置を作成し、それをもって動物園に行く。
各動物の前で、周波数を変えながら、動物の反応を見る。
実験の目的は、やってみたいから。。。
ある人とのメールのやり取りで思いついたのだが、いろいろ考えていると、どうしてもやってみたくなってしまった。
装置は、携帯できる必要があるので、下記のようなものが必要と思う。
ハードウェアの自作は無理なので、小型のノートPCを利用。
おそらく、ノートPCでは、20KHz以上の音は出せないので、 USBオーディオ・インターフェースを利用。
(ローランドでサンプリングレート96kHzのものがあるので、48KHzまで出せるはず。)
本当は、USBスピーカでいいのだが、USBスピーカは周波数特性が20KHZまでのものしかないようす。
USBオーディオ・インターフェースのヘッドホンジャックから電池で動くスピーカをつないで音を出す。
プログラムは自作のものを用意(数値で指定して、特定の周波数の正弦波を出す。)
システム全体をリュックや紙袋等に入れて、持ち運ぶ。
音量の問題があると思うので、とりあえず、十分に接近できて凶暴でない動物を対象にする。
いくつか考えなければならないことがある。
*上記の構成で本当に、20KHz以上の高周波が出せるのか?
*もっとよい方法はないか?(私ができる範囲)
*装置ができたとして、正常に動作しているのかはどうやって確認するのか?(私には聴こえないはず)
 
 
     
 
3/7(日) シイタケ荒らし  
  玄関先で栽培しているシイタケにところどころ穴が。。。
みてみると、ナメクジが貼りついていた。。。

トムとジェリーというアニメがあるが、版権切れになっているらしく、DVDが1枚500円で売られている。ベスト版のようなものが1000円弱で売られていたので1枚購入した。
意外にピアノ演奏やクラシックのコンサートをテーマにしたものが多く、それでアカデミー賞も受賞している。絵はたしかに古めかしいが、1コマ1コマが絵画のように丁寧に書かれている感じで、BGMもクラシック(映像を見ながらの生演奏か?)で赴きがある。

川崎の展示は、Think Spot KAWASAKIという場所で行われているらしい。
椿昇展「GOLD / WHITE / BLACK--Complex」というタイトルで、これは京都の近代美術館のときと同じタイトルである。
人が近づいてくると、音や映像が変化するという作品が展示されているはずで、木曜か金曜に調整したノートPCを宅急便で川崎に送っている。
設置がけっこう難しいので、システムが動いているかどうか不安だが、確認するすべはない。。。
椿氏に聞くのも怖いし。。。
 
 
     
 
3/6(土) ロボット大会  
  ロボットバトルの大会に出場した。
今回の重量3Kgの制限や足裏、手の長さの規定で、かなりパーツを取り替えたりはずしたりしたため、ちょっと変な仕上がりになってしまった。

3Kgでも工夫次第で、けっこう大きなロボットが作れる。
写真のようなロボットを作っている人がいた。全体にわたって穴があけてあるのが工夫である。

結局、1回戦で敗退したので午前中で帰った。
 
 
     
3/4(木) 川崎の展示  
  椿氏が川崎のどこかで展示をするらしく、展示システム用のPCが送られてきたので、プログラムの設定をして、川崎に送り返した。