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  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  
     
 

5/31(月)

箪笥楽器  
  深夜TVを見ていたら、NHKらしき番組に、坂本龍一氏が出演していた。良く見ると、細野晴臣氏、高橋ユキヒロ氏もいる。ワークショップのコーナーもあり、なんか、音楽教育の番組のようだったが、最後に生演奏のコーナーもあり、面白かった。
今となっては、知らない世代もいると思うが、この3人はテクノポップの先駆け的グループのYMOのメンバーである。ヒット曲も多かったが、実験的なことも色々とやっていた。音楽とは関係ないが、3人でひょうきん族にでて、漫才をしたこともある。(この漫才ビデオが、家のどこかにあるはず。。。)
今回の番組を録画できなかったのが残念である。

朝、テレビをみたら、今度は、箪笥づくりの番組をやっていた。単に工房での箪笥の作り方を映像として流すだけだが、けっこうおもしろかった。
最後に分かったが、このビデオは藤里木工所で撮影されたものらしい。

藤里木工所は
音色箪笥という珍しい音のでる箪笥を作っているところで、私も1つ持っている。
きらきら星など、簡単な童謡であれば演奏することができる。
 
 
     
 
5/29(金) げつくの主題歌  
  久保田利伸氏がドラマの主題歌を歌っている。love rainという曲だが、JASRACで調べたら、登録されていなかった。有線などではすでにこの曲がかかるが、CDがまだ発売になっていないようである。
CDが発売されたら登録されるのだろうか?

新しい曲の場合、JASRACに掲載されていて、JASRACマークがついていても、「権利未確定」みたいな感じになっている場合がある。このような曲がJASRACの通常の管理曲とどう取り扱いが違うのかよく分からない。たいていの場合、曲が発売されてしばらくたつと、「未確定」のマークがとれて、通常の管理曲になるようである。(単に事務処理が追い付いていないのか?)
 
 
     
 

5/27(木)

食器の顔  
  なんか、顔のようみ見えて面白いので撮影してみた。。。
 
 
     
 

5/26(水)

尺八の古典調律  
  尺八の楽譜を表示するソフト尺八・篠笛楽譜ソフトというのを作って公開している。
尺八のことはよく分からないので、ホームページ上で協力者を募集していたのだが、最近メールが送られてきた。
尺八は、同じ音でも、押さえ方によって2通りの記譜法がある音とかかがある。
たとえば、レの音をあらわすのにも、ロとヒの2つがある。
これだけでもややこしいが、さらに、尺八には都山流と琴古流の2つがあり、それぞれで楽譜の書き方が少し違っている。

メールの送り主によると、古典曲は半音のみ20セントぐらい低くして演奏するそうである。
(押さえ方で音の高さが変わるので、調律というのは少しおかしいかもしれないが。。。)
 

ちなみに、20セントというのは、半音の1/5である。
クラシックの場合も、純正律で演奏する場合、微妙に調律が違うが、聞く側がそれを意識することはないと思う。
しかし、20セントも違うと、だいぶ響きが変わるはず。。。
メールの送り主は、六段がオルゴールで演奏されているのを聞いて、調律が違うため、聞いてすぐに何の曲か分からなかったそうである。

微妙な音程を意識して演奏しなければならないということだと思うから、尺八は、けっこう奥が深いなぁ。。。

 
 
     
 

5/22(土)

まなびあん、トレビアン?  
  奈良は、大仏のある東大寺が有名だが、実は、西大寺という寺もある。
遷都祭が行われている平城宮跡の最寄り駅は、近鉄の西大寺だが、
この駅前に「まなびあんカレー」という変な名前のカレー屋さんがある。
以前は、奈良ドリームランドの近くにあったのだが、ドリームランドが閉鎖になり、
少したってから場所を移転したらしい。
以前は、食べに行っても他に誰もお客がいない状態のことが多かったが、
場所を移転してからは、けっこう客が入るようになっていたようである。

店に行ってみると、貼紙がしてあった。
ついに閉店かと思いきや、カレーのなべだが、パンだかを振りすぎて
腱鞘炎になったのでしばらく休むと書いてあった。
そして、最後のちょこっと「最近、娘がベースを始めました」と書かれていたのはなぜ?

想像するに、店主さんも何か楽器を演奏するのではないのだろうか。

 
 
     
 

5/19(水)

JASRACの可視利用  
  最近、視覚障害者用の音楽ソフトを作っている。視覚障害者というのは平たく言えば、目が見えない人、あるいは極端に目が悪い人のことである。これらの人は画面を見ながらマウスで操作するということができないから、画面の状態を読み上げながら、キーボードからの入力で操作が行えるように、ソフトをつくらなければならない。
たとえば、音符の入力だと、「現在の入力位置は、○小節○拍です。音符を入力するには、A〜Hのキーを押してください」などの案内を、都度、読み上げるような機能をつけなければならない。
簡単MIDI入力ツール FirstSongEditor」というのの、視覚障害者用バージョンを作っている。

このソフトは、JASRAC管理曲のデータは読み込めないように作ってある。なぜかというと、
このソフトのように楽譜表示ができるソフトは、可視的利用と言って、JASRACへの利用料を倍支払わなければならないからである。ほぼ同じ機能の、楽譜表示ができない
FirstSongPlayerでは、
JASRAC管理曲のデータも読み込めるようになっている。(当初、JASRAC担当者との電話で、可視的利用を歌詞利用と勘違いしていて、曲と歌詞は別々に利用料を支払うと思っていたのだが、歌詞が入っているかどうかは関係なく、目に見えるデータがあるとまずいらしい。)

しかし、視覚障害者用バージョンでは、可視的利用はないから、もしかしたら、JASRAC管理曲のデータを読み込んで、自由に編集できるものが作れるかもしれない。
(そもそも、普通の発想では、視覚的なものなしに、音楽を編集するという状況は想定されていないのではないかと思う。)
 
 
     
 
5/16(日) 犬は何でも食べるのか?  
  昨日、昼にSubwayに行った。Subwayというのは、アメリカからやってきたサンドイッチ屋さんで、今ではけっこうな数の店舗が日本にもある。
サンドイッチを受け取ったあと、席を探すのが面倒だったので、レジの目の前にあった席に座った。おそらく、広い店内の中で、ここに座る人はマレであろう。
サンドイッチを食っていると、変なおばさんと、店員との会話が耳に入ってきた。
おばさんは、何かクーポン券のようなものを使おうとしているのだが、要領を得ないようすで、店員とちぐはぐな会話をしている。まぁ、変だなぁ、と思いながら聞いていると、そのうち、おばさんが注文を決めたようで、店員が中に入れるものの確認をはじめた。
サブウェイでは、色々な野菜を入れていいかとか、マヨネーズやその他の調味料を入れていいかとか、サンドイッチを作る段になって、細かく聞いてくれる。
おばさんは、店員が、「たまねぎをお入れしていいですか?」と言ったのに対して「いらへん」(大阪弁でいらないという意味)と言ったあと、ボソっと、「犬に食べさせなあかんから」と言った。アレ?っと思ってさらに聞いていると、店員の質問に対して、イチイチ、その具材や調味料を犬が食べられるのかどうかを聞きだした。
そんなことを店員に聞いても困るかと思うのだが、店員は、「犬は雑食なので、何でも食べるんじゃないかと思います、分かりませんけど。。。」と言っていた。
それでも、同じ質問をしつこく他の具材についても繰り返していた。
もし店員が食べられると答えて、犬が腹でもこわそうものなら、あとで、どなりこんでくるつもりなのだろうか。。。
はたで聞いている分には面白いのだが、けっこう困ったお客さんである。。。
 
 
     
 

5/14(金)

1/fのゆらぎ再び  
  写真などの静止画を解析して、ゆらぎを調べるソフトを作った。

http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/ColorFluctuation.html

結果のグラフの傾きが45度に近いほど、1/fのゆらぎに近いと言えるが、
桜の木や紅葉の落ち葉などを撮影した癒し系の画像を解析すると、
たしかに、グラフが1/fのゆらぎっぽい感じになる。

一方、人工の建造物を解析すると、グラフの傾きは45度よりもっとゆるやかである。
いままで調べた画像の中では、紅葉の落ち葉が一番、1/fのゆらぎっぽかったが、
もっと理想的な画像は無いものか。。。
 
 
     
 

5/12(水)

催眠術のプログラム  
  連休前に私が作っているアート・メトロノームというソフトについての問い合わせの電話があった。
このソフトを元に、催眠術用のソフトを作って欲しいということで、事務所まで来るというので、一応、明日で約束しておいた。時間は、そのときまでに決めることになっていたと思うから、まだ連絡がないことを思うと、気が変わって来るのをヤメてしまったのかもしれない。

しかし、メトロノームのソフトを改良して催眠術用のソフトを作るというのは面白いかもしれない。
作ってみようかな。。。
 
 
     
 
5/10(月) 岩井さんの絵本  
  昼、銀行へ行った。
待たされている間、ひまつぶしに、椅子の前に置かれていた絵本をみてみた。
よくみると、作者はメディアアーティストの岩井俊雄氏のようだ。
岩井さんには、パリの某展覧会の仕事のあと、私がDTMマガジンで連載していたときに、記事を書かせてもらったりしている。メディアアーティストとしては、音を題材にした作品をたくさん作っているが、それとは別にアニメーション作品や、最近は子供向けの本も作っているらしい。絵本は、100階建ての家とか、そんな感じのタイトルだった。考えてみれば、絵本作家というのは高感度も高いし、けっこういい商売かもしれない。。
 
 
     
 

5/8(土)

ヤマハのお姉さん  
  ヤマハの音楽教室の見学に行った。(と言っても、これから楽器を習おうとしているわけではありません。)
受付のお姉さんが色々と説明してくれたが、ふと手を見ると、ボールペンで何か文字が書かれている。どうしても、忘れてはいけない用事がある場合、確かに、手のひらに書いておくのは有効である。しかし、このお姉さんは、手の裏側の指の付け根あたりに、2文字ぐらい、しかも2か所に別々の色で書いていた。何?
どのような事情で2色になったのか?別の用事だから違う色で書いているのか?
そしてわざわざ人目につきやすい場所に書いているのは何故?
何かの罰ゲームなのかもしれない。
たとえば、「君はしょっちゅう大事な用事を忘れるから、忘れないように手に書いておきなさい!」とか。。。
 
 
     
 

5/6(木)

大阪で生まれた女  
  BOROの大阪で生まれた女のカラオケデータを作ってみた。
カラオケデータと言ってもメロディとコード進行をいれるだけだが、なんか、難しかった。

普通のポップスの曲は、ある程度、符割がはっきりしている。4分音符とか、8分音符、シンコぺや付点音符の組み合わせで歌のメロディができているわけだが、この曲の符割は複雑である。
歌というより、語っているような感じな曲なので、繰り返しの部分でも、少し符割や音程が違っていて、なんか面倒である。こうような曲はほかにもあるが、たいてい、作ったデータを再生してみても原曲のような雰囲気がでない。声そのものにも特徴があるせいもあるが。。。

思えば歌詞の内容も独特だし、これはこれでやはり名曲なのかもしれない。。。

最近、「涼宮ハルヒの憂鬱」のビデオを順に借りてみている。(女子高校生が主人公のアニメです。)
6巻目くらいに学園祭の話があり、涼宮ハルヒがバンド演奏するシーンがある。「God knows...」という曲で、以前、カラオケデータを作った曲だ。(
GOD KNOWS…
演奏シーンを見ていてあることに気がついた。たいてい、ドラマやアニメの演奏シーンは適当に作られている。実際、このシーンの前にある吹奏楽部のシーンでは、そのときに演奏していない楽器とか描かれているようだったし。しかし、問題のシーンをよく見てみると、ベースやドラムを演奏する手の動きとか、実際の音にばっちりあっているようだ。ベースの音がスライドするシーンでは、ちゃんと手がスライドしているし。これはどういうことか?リードギターのキメのシーンもばっちりである。
推察するに、実際のバンドがこの曲を演奏する実写のビデオが別にあって、それにあわせて絵を描いたのではないかと思う。でないと、こんなに細かく音と絵が一致させられるはずがない。
けっこうお金がかかっているはず。。。

God knows...は劇中歌として使われているだけのようだが、エンディングはこの曲のほうが良かったのではないかと思う。このアニメのオープニングとエンディングの曲はすでに何回も聴いているはずだが、けっこう複雑な曲で、なかなか全体の流れが頭に入ってこない。学園祭のシーンでは2曲演奏するが、2曲とも、もっと単純でポップな曲で、こちらのほうが好みである。
 
 
     
 
5/4(火) 1300人のボディドラム  
  イトーヨーカ堂に行くついでに、平城遷都祭のイベントを見に行った。

1300人のボディドラムというイベントで、(たぶん)1300人の人を集めて、それらの人が自分の体をたたいて音を出すというもの。

今回は、朱雀門のほうから入ってみた。つい最近までなかったと思うが、門の近くに遣唐使船が再現されたものが置かれていた。入るには整理券が必要で、朝早くにこないともらえないらしい。

ボデイドラムの会場は、朱雀門と反対側にあり、間にある線路を越えて10分くらいは歩かなければならない。踏切があったが、これも以前は、なかった気がする。踏み切り自体はあったような気もするが、そんなに立派なものではなかったはず。。。

1300人が出す音は、さぞかし迫力があるだろうと思っていたのだが、これが、そうでもなかった。
ボディドラムといいながら、主に、手のひらをうちならす、いわゆる拍手が主な発音方法である。
考えてみれば、1300人といえば、普通規模の小中学校の生徒が全員集まればそれくらいの数にはなる。また、ちょっとしたコンサートホールで、全員が拍手すれば、同様の状態になる。
しかし、周囲が壁で閉鎖されたコンサートホールと違い、ただっぴろい開放的な空間では、それほどの音量にもならず、すくなからず残念な結果となった。

これを思うと、韓国の北に位置する某国の集団パフォーマンスはすごいかも。。。

 イトーヨーカ堂に行くと、エースコックのコマーシャルにでてきそうな、すこし太めの女性が「美豚」と書かれたTシャツを着て歩いていた。ビトンと読むのか?やっぱり、日本は平和な国である。。。
 
 
     
 

5/3(月)

自然の音  
  葛城山というツツジで有名な山がある。
ロープウェイで山頂近くまでいけるが、歩るかなければならない距離もけっこう容赦なくある。
そして、時期がはや過ぎたため、ツツジは咲いていなかった。
よくある山上公園など、何もなく、そうなると、自然が広がるのみで何もすることがない。。。

山の中をウロウロしていると、鳥が鳴いていたり、キツツキが木をつつく音がする。
こういう場合、すかさず、その音を録音することにしているが、けっこう、人の声や雑音が入り、綺麗に録音することは難しい。
人がいないほど山奥に入っていくのはしんどいしなぁ。。。

むかし、京都にオトキノコという変わったお店があった。
世界各地で録音した珍しい動物や自然の音を売るというお店である。
珍しいカエルの鳴き声とか、動物のオナラの音とか、誰が何のために使うのか?というような音をMDか何かに入れて販売していた。
さぞかし、録音は大変だったことであろう。。。
学術的な意味は高いと思うが、販売して儲かるのかという点は疑問である。
 
 
     
 

5/2(日)

卑弥呼の庄  
  邪馬台国は結局、奈良県にあったということになったらしい。
さっそく、3月末に卑弥呼の庄というテーマパーク(?)ができていたようで行ってみたが、これが、数頭の動物と、貯め池を利用したスワンボートがあるくらい。。。

邪馬台国の所在地については、福岡県(大宰府のあたり?)と競っていたと思うが、結果が、この農業公園では悲し過ぎる。。。
奈良は世界遺産とかけっこうあるのだし、どうせ観光地としてはイマイチなのだから、邪馬台国は大宰府ということでもよかったのではないかと思う。。。
 
 
     
 

5/1(土)

涼宮ハルヒの憂鬱  
  「けいおん!」と同様に人気の高い最近のアニメに「涼宮ハルヒの憂鬱」というのがある。(最近というのは、ここ2〜3年をさしています。)
「けいおん!」と同じく、このアニメも見たことがなかったのだが、レンタルで借りてみてみた。
学園ドラマとか青春コメディとかそんなのと思っていたのだが、想像していたのとはだいぶ違い、SFだった。ストーリとしては、「けいおん!」も面白い気がする。
テーマーソングのカラオケデータを作るときにも思ったのだが、なんか、コード進行に「あれ?」っていう個所がある。最近の流行りなのか?

JASRACのデータベースは、盆暮れや、連休のときには、メンテナンスということで、しばらく使えなくなる。
今回のゴールデンウィークでも昨日から使えなくなっている。
カラオケデータを作成する際、JASRACのデータベースであらかじめ版権を確認しておかないと、悲しい目にあうことがある。
TV、ラジオなどで流れている曲の9割以上JASRACに管理委託されているが、
まれに、JASRAC以外の団体が管理している曲や、著作者本人が管理している曲というのが存在する。
このような曲のデータを作成してしまうと、結局、公開できないため、作って保管しておくだけになってしまう。
JASRACのデータベースでは、作曲者、作詞者など、曲の権利の保持者を確認することができるが、100%知りたいことが分かるわけではない。
世界の伝統曲など、どう考えても、版権きれになっているはずの外国の曲に日本人の作曲者の名前がクレジットされていることがけっこうある。
これは、たとえば、メロディの少しを歌いやすいように変えただけとか、あるいは、極端な場合、コード進行や伴奏の部分に少し手を加えたなどのことでも、作曲者として登録している場合があるからだ。
たとえば、伝統曲の童謡などで、白玉や四つうちに近い伴奏のものでも、それをした人がしっかり、作曲者として登録されている場合がある。
原曲があるのだし、誰でも思いつきそうなメロディの修正や伴奏を考えただけで登録するのはどうかと思う。
おそらく、JASRACへの登録はほとんど自己申告で、内容を審査するようなことも行われていないと思う。
事情が分かる場合はいいが、事情が分からない場合、版権きれと思われる曲を調べて、権利者の名前がかかれていたら、使用をあきらめる場合もあると思う。
つまり、本来は自由に使えるはずの曲が、使えないという判断になってしまうのである。
たいてい、原曲との比較も難しいため、どの部分があとから付け足された部分か分からないことが多い。
伝統曲に対して、少し手を加えた程度の権利登録は、制限してほしいところである。