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  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  
     
 

6/29(火)

音楽は物理学?  
  視覚障害者用の音楽ソフトを公開したあと、メーリングリストなどで紹介してもらっていたので、
ボチボチ反響がでてきた。
一応、好感触なようで、視覚障害者にとって、音楽は私が思っているよりも、敷居が高かったようで、
視覚障害者用音楽ソフトの需要も高かったようである。

視覚障害者にとって、音楽は有力な趣味になると思われるから、コンピュータ・ミュージックはすでに当たり前のものになっているかもと思っていたのだが、そうでもないらしい。

メーリングリストでの感想を転送してもらったが、面白いものがあった。
我流が発端(?)で電子工学や音楽を始めた人がいて、「音楽は物理学の一部としてとらえている」いうことが書いてあった。
これは、興味深い見識である。たしかに、音は波として捉えることができるし、音楽理論には数学的に扱えるようなことも多くみられると思う。

ある人が、音楽を芸術的、感覚的なものとしてとらえるか、数学、物理学的なものとしてとらえるかによって、大きく方向が異なることになるのかもしれない。
むかし、某大学の和声理論の授業で、教授が「音楽では1+1は2にならない」と言っていたのを思い出した。
完全1度の音を和音にして、音程をみても、2度にはならないという意味で、たとえば、ある音の上に、3度上とさらに3度の音を積み重ねても6度にはならず、5度になってしまうということがその意味である。(現在の完全1度を1度ではなく0度という体系にすれば、問題ないのだが。。。)

 
 
     
 

6/22(火)

視覚障害者用音楽ソフト  
  視覚障害者用音楽ソフトが完成したので公開した。
http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/onkanrhythm.html

視覚障害者用に操作を音声で読み上げるようになっている。しかし、視覚障害者で無い人が使うこともできる。視覚情報を表示しないため、JASRAC管理曲の音楽情報のみのデータを読み込んで編集することができる。

JASRACの利用料は、音楽情報と可視情報の2つに分かれている。通常、曲の編曲を行わせるには、楽譜の表示が不可欠のため、可視情報の利用料も支払う必要がある。しかし、逆に、楽譜を表示せずに編集が可能であれば、可視情報の利用料を支払っている必要はないということである。

しかし、ここで問題が。。。
視覚障害者で無い人は、音声読み上げのための環境をもっていないことが多い。
以前は、オフィスをインストールすると、日本語の読み上げのための機能もインストールできたのだが、最近のオフィスでは、この読み上げの機能をはずしてしまったようだ。唯一、無料で使える読み上げ機能に、ドキュメントトーカのフリー版がある。Windows7でも動くようだ。音声読み上げのための環境をもっていない人はこれをインストールしてもらう必要があるが、けっこう面倒なのではないかと思う。
 
 
     
 

6/21(月)

ある愛の詩  
  結局、音楽の祭日のイベントは、奈良のフランス・クラブで行われた夜の部だけを見に行った。
奈良はそれなりに都会の部分も多いのだが、フランスクラブは、山の際にある住宅地の中にあり、駐車場もないので少々不便。おそらく、普段は、奈良在周のフランス人や留学生と日本人の交流の場として使用されているのだろう。
周囲にも、フランスの国旗をあげている民家がいくつかあり、このあたりにフランス人が多く住んでいるのかもしれない。

ジャズピアノやシタールなどの演奏をみたが、ウクライナの人の電子ピアノ演奏とういのもあった。ピアノ伴奏でウクライナの歌を歌ってくれたが、もちろん、歌詞の意味はまったくわからなかった。(っていうか何語?ウクライナは、ロシア語なのかもしれないがそれすら分からず。。。)
また、ロシアの曲を演奏しますといって、演奏が始まったのだが、その曲は「ある愛の詩」だった。会場も少しザワついた。もしかしたら、ロシアの曲だったのかなと思って調べてみたが、作曲は、フランシス・レイである。(おそらくダバダの曲のひと?)まぁ、単純な勘違いなのだろう。。。
 
 
     
 

6/18(金)

音楽の祭日  
  今週末からの音楽の祭日のイベントは今年は規模が大きいようで、会場一覧をみてみると、奈良にも会場があるようだ。
なんと、シタールの演奏もあるらしい。
http://www.mediatv.ne.jp/ongakunosaijitsu/program.html

日曜日は昼くらいまで奈良の山奥にいるのだが、これなら見に行けるかも?
 
 
     
 

6/17(木)

オレンジページ  
  オレンジページという主婦向けの雑誌があるのですが、 本日発売号の「あなたに代わって見聞帖」という記事に、取材協力者として名前を載せてもらいました。
ハッピーバースデイという有名な曲がありますが、これについての記事です。
(なんか改行位置のせいで、私が民博の職員みたいな感じにみえますが、もちろん私は民博とは無関係です。

民博と言えば、今週末、また「音楽の祭日」が開催されます。
今年は規模が大きく、民博以外でもたくさんコンサートが行われるようです。
今年も見に行けるかどうか微妙。。。
 
 
     
 

6/17(木)

連続音の音ムラ  
  1秒間に20回くらいのペースで、MIDIで同じ音を連続して鳴らすというプログラムを作った。
作ってみると、均等に鳴らしているつもりが、タイミングにムラができる。
ヤマハのシーケンスソフトで同じことをしてみた。
32分音符を等間隔において、速いテンポで連続再生すると、はやりムラができる。同じ現象である。
ちなみに、同じ音を連続させても、チャネルが違えば、音ムラはできない。
単に処理が追いついていないということでもないらしい。
何故?
 
 
     
 
6/14(月) ページの重要度  
  私のWebサイトは、音楽研究所がメインだが、アクセスを増やしたいのでSEOの本を買ってみた。
検索エンジンと言えば、GoogleとYahoo!だが、Googleではページの重要度、Yahoo!ではブックマークの数が重要らしい。
ページの重要度は5になっていた。他のアクセス数が多いところでも4以下のところが多いから、この数字はかなり高めである。理由を考えてみたが、おそらく、広告をつけていないのが理由だと思う。広告的なものは置いているのだが、ほとんど自サイト内へのリンクである。
ブックマークは150ほど。これは少なめか。。。Yahoo!のブックマークボタンをページ内におくと良いと書いてあったので、おていみた。すると、数時間で1つブックマークが増えていた。なるほど。。。
 
 
     
 

6/13(日)

ボーカロイドのバグ?  
  ボーカロイドのバグらしきものを発見した。
どうやら、鏡音リン・レン、初音ミクの順でインストールすると、音声合成が開始できませんというエラーになり、ボーカロイドが使えなくなる。逆の順でインストールすると大丈夫のようだ。
鏡音リン・レンの発売のほうが後だが、それまでに修正したプログラムの関係で、古いものから先にインストールしないと、正しく動かないのであろう。
 
 
     

6/11(金)

着ボイス変換ソフト  
  WAVファイルを着ボイスに変換するというのは、いくつかあるが、着ボイスをWAVファイルに戻すソフトはあまりないので作ってみた。
http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/MldToWav.html
 
     
 

6/10(木)

グーグル広告  
  カラオケサイトの運営をしているM氏と私と他1名で、難波の中華料理店で飲み会。
M氏は最近、グーグルの広告にはまっているらしく面白いことをきいた。

カラオケのソフトも曲も全部日本語なので、ちょっと考えると、日本だけで広告が表示されるようにしたほうがいいように思うが、グーグルの設定で、全世界に向けて広告を発信するようにすることもできる。
通常、デフォルトでは日本国内だけで広告を表示する設定になっているが、M氏が、その設定を全世界に変更したところ、それなりの反響があったということなのだ。
確かに海外に住んでいる日本人はけっこういるし、別に海外版のWindowsでも日本語の表示はできるから、インターネット・カラオケの需要があってもおかしくない。

私もソフトのいくつかを英語化して売っているが、やはりタマに売れる。宣伝すれば、もっと売れるのかもしれない。
 
 
     
 

6/7(月)

音楽療法  
  近くのデイサービスセンターで行われた音楽療法のプログラムに参加してみた。
デイサービスというのは高齢者向けのサービスで、言ってみれば、老人版託児所(托老所といわれることも)である。
音楽療法というのは、音楽を演奏したり、聴いたりすることで、健康を回復しようとするものである。
音楽演奏と言っても、タンバリンとかカスタネットを音楽にあわせてたたくとか、そんなようなことで、体を動かして、脳や麻痺した神経を刺激するというようなことのようだ。
知り合いにも、音楽療法学会に入っている人が何人かいる。

一般的には上記のようなことなので、実際にどんなことをするのか見てみようといったのだが、だいぶ違っていた。
行われたのは、ピアノの伴奏にあわせて、童謡・唱歌を歌うという感じのものがメイン。ときどき、お遊戯のように手を動かしたりすることもある。

一番、違和感があったのは、合奏的な内容がなかったこと。
たしかに、大勢で歌ったり、リズムにあわせて、手や打楽器を鳴らしたりのことをしているのだが、合奏ではない。たとえ簡単なリズムのうちら鳴らしでも、大勢で合奏することで音楽療法的な意味がでてくることもあるかと思うが、やはり、そこまでやろうとすると、大変なのかもしれない。

以前、ガムランを見に行った障害者施設の音楽療法はそんな感じの合奏をしていたと思う。ときどき、音楽療法関連のひとから、ガムランの写真を使わせてほしいという問い合わせがあるが、ガムランというのは音楽療法向きなのかもしれない。
 
 
     
 

6/6(日)

ぐーちょきぱーで何つくろう?  
  昼から、奈良交響楽団の定期公演を見に行った。
マーラーの「巨人」という曲の演奏があったが、第3楽章は、フランスの童謡の
フレール・ジャックをマイナー調にした感じで、譜割、音の動きなど、そっくりである。日本語では「ぐーちょきぱーで何つくろう」という歌詞がついているが、わざと似せて作ったとしか思えないぐらい似ている。何故?

私の父親は楽団でバイオリンを弾いているが、もうそろそろ引退したいと言っていた。もしかしたら、今日が最後の出演なのかもしれないが、不明。。。
 
 
     
 

6/6(日)

タコス再び  
  蛍を見た例の公園で、フリーマーケットをやっているというので見に行った。
実際にやっていたのは、フリーマーケットというよりは、ヨーロッパのアンティーク市みたいなもので、思っていたより大規模。
演奏のおじさんたちもいて、ヨーロッパ風の曲を演奏していた。アコーディオンが入ると、普通の公園がなぜかフランスっぽい香りにつつまれるから不思議だ。というか、家から10分くらいの公園で、このようなけっこう大きいイベントが行われていることが不思議だった。。。

屋台もたくさんでていた。タコスの屋台があったので、見てみたら、昨日のタコス屋の車だったので、中をみてみたら、昨日のお姉さんがいた。。。
昨日と違い、大盛況で、とても並ぶ気にはなれなかったが。。。他の店も、かなりの列ができていた

 
 
     
 

6/6(日)

せんと君登場  
  昨日また西大寺に行ったが、まなびあんカレーが復帰したようで、店があいていた。
変な名前の店だが、おそらくこの店の店主さんの名前は、学(まなぶ)ではないかと思う。。。

昼食はカレーではなく近鉄デパートの前にでていた屋台のタコス屋でタコスを食べた。カレーは大好きなのだが、最近、たべると次の日、頭痛がすることがあるので、あまり食べないようにしている。(ちょっと信じがたい人もいるでしょうが、年をとると、本当にそうなってきます。)

私はけっこうタコスが好きである。米国に行ってから(2年在住)食べるようになったのだが、アメリカはメキシコからの移民も多いためか、けっこうタコスの店がある。しかし、日本ではやはり難しいのか、他にお客もおらず、お店は、これでやっていけるの?という感じだった。。。

タコスを食べたあと、デパート内に入り、ろうろしていると、せんと君がやってきた。家族づれに愛嬌を振りまいている。

平城遷都祭が行われている平城宮跡はデパートから歩いて10分〜15分くらいの距離。会場でせんと君が登場するのは1日2回ほどだったと思う。登場回数がすくないな〜、と思っていたのだが、間の時間は、こんなところで仕事をしていたのか。。。

ところで、せんと君の着ぐるみはいったい、何体あるのだろうか。。。イベントの規模から考えて、たくさんあってもおかしくないように思うが、もしかしたら、メインの1体と予備1体の2体くらいしかないのかもしれない。。。。
 
 
     
 

6/5(土)

蛍の光  
  散髪屋さんで、近くの公園でホタルが見れるという情報を入手した。大きな公園で芝生があり、確かに、小川も流れているから、ホタルがいても不思議ではない。昨日の夕方行ってみた。
実際に行ってみると、心当たりの場所にホタルのいる気配はなかったが、いつもよりも人が多い。みんな公園の奥のほうに歩いていくみたいなので、ついていってみると、公園の有料ゾーンの中でホタル鑑賞会というのが行われているらしいことがわかった。
入ってみると、確かにホタルがたくさんいた。
ホタルの点滅は1/fのゆらぎという話を聞いたことがある。
動画を撮影して、1/fのゆらぎになっているかどうかを調べる
光のゆらぎ解析君というソフトを公開しているが、実際にホタルの点滅を撮影するのは難しいのではないかと思う。暗いし、動くし。。。
ちなみに、パチンコ屋の閉店などでかかる「
蛍の光」という曲は、実はスコットランドの民謡である。日本語の歌詞がついているので、日本の曲だと思っている人もいるようだが。。。
そういえば、大昔のDTMマガジンの記事(
自動作曲)の中で、「蛍の光」の曲はフラクタル的な構造をもってるとかいうことを書いたことがあったな・・・。
(昔は「蛍の光」といえば、1つだったが、最近は、いきものがかりが、
ホタルノヒカリ
という曲を出しているので、少し紛らわしいかも。。。)
 
 
     
 
6/4(金) ピアノ調律  
  最近、ピアノの調律師の人とメールをやり取りしている。
ピアノは平均律で調律されているが、調律師の人はこれをチューニングメータのような機械ではなく、自分の耳で聞いて行う。
一般に使用される音律では、純正律と平均律の2つがおもなものだが、それぞれに特徴がある。
純正律は特定の和音で不協和音が起きにくくなっていて、たとえば、完全5度の和音だと、2つの音を同時にひいたときに、音のうなりが生じない。
平均律というのは、いわば、1オクターブを均等に分ける方法で、完全8度など、オクターブ以外では、同時にひいたときに、音のうなりが生じる。(と言っても、微妙なので、気にならない。)
今回のメールのやり取りでわかったのだが、調律師のひとは、どうやら、2つの音を同時にひいたときに聞こえるこのうなりの回数をたよりに調律を行っているらしい。
たしかに、音叉を音の数分用意するのも大変だから、これは合理的な方法である。
 
 
     
6/3(木) 異邦人  
  けっこう古い曲になってしまったが、異邦人という曲がある。
外国(おそらくイスタンブール)に滞在する女性の失恋歌のような感じの曲である。
曲のタイトルを見て思ったのだが、異邦人という言葉を使うのは少しおかしいのかもしれない。
普通、「異邦人=外国人、よそ者」という意味で使用されるが、異邦の邦は日本のことだから、もともと異邦人は、「日本人ではない人」という意味のはずである。
なので、外国にいる日本人が自分のことを異邦人というのは、厳密にはおかしいのかもしれない。
 
     
 
6/1(火) DAMカラオケのバグ  
  だいぶ前から気づいていたのだが、DAMのカラオケでおかしなことがある。
バグなのか、それともワザとなのか…。
DAMのカラオケには、本人映像とか、ガイドボーカルとか、曲により、色々なオマケ的な要素がついているものがある。

本人映像というのは、その歌手本人が映像に登場するもので、ライブ映像であったり、PVの映像であったりする。また、アニメの場合の本人映像は、アニメのシーンが映像に入っている。

ガイドボーカルは、(おそらくDAMの専属の)歌手が、お手本のような歌を歌っているのを、カラオケと同時に再生する機能である。