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  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  
     

10/31(日)

蕎麦の音  
  某チェーン店で蕎麦を食べた。帰るときに入口近くで、なにやら音がしていたので、見てみると、蕎麦粉をひく機械があった。石臼で電動で、蕎麦がひけるようになっているのだが、どういう加減か、とても音楽的な音がする。(わざと何か仕掛けをつけているのか?)  
     
 

10/29(金)

わたしの仕事館  
  大学の授業は今日が最後である。筋電や脳波を測定するセンサーを紹介した。 

普段、バスや電車に乗ることは殆ど無いが、大学に行くときには、しょうがないので乗っている。
バスは、学研都市の中央を抜けていくのだが、「わたしの仕事」の前も通る。
閉鎖になったあと、特に使う予定もなく、そのままになっているようだ。バス停の名前も、「わたしの仕事館」のままである。付近に、他に目印になるような建物がないせいかもしれない。
 
 
     
 

10/28(木)

京都アニメーション  
  普段は、面倒なので奈良在住ということにしているが、厳密に言うと私が住んでいるのは京都府である。奈良県と京都府との県境に学研都市があり、そこの一角に住んでいる。生活圏としては、奈良市で、仕事場も奈良市内である。
 しかし、免許の書き換えとか、パスポートとか、そのようなものは全部、京都のほうへいかなければならない。明らかに奈良市のほうが近いのだが。。。
 京都府なので、たまに、府民だよりというのが郵便受けに入っている。京都の情報より、奈良の情報のほうがありがたいのだが、仕方がない。
 府民だよりに、京都アニメーションの「けいおん!」の監督さんの記事が載っていた。京都アニメーションというだけあって、やはり会社は京都にあるのか。。。宇治らしい。宇治と言えば任天堂もあるが、正直、なにもないところである。
 けいおん!のアニメは終わってしまって、今は同じ時間帯に別のアニメをやっているようだ。。。
 
 
     
 
10/26(火) マンドリン演奏  
  今日はマンドリン演奏の2日目。

昨日とは別の施設で演奏をしてもらったが、昨日よりだいぶ広いスペースで、ピアノも生ピアノである。
マンドラの写真を撮らせてもらった。


上がマンドリンで下がマンドラ。

演奏グループの人達が、なぜか父親のマンドリンの写真を撮っていた。
父親のもっているマンドリンが非常に高価なものらしいことが分かった。
カルーチェとかいうイタリアの工房で作られたものらしい。

ネットで調べてみると、定価で54万もするというシロモノである。知り合いから、ほとんど譲ってもらった感じで、借りているものらしいが、本人には、それほど高価なものであるという自覚はなさそう。
 
 
     
 

10/25(月)

マンドリン演奏  
 
もう3年くらい前になるが、ソフトウェアを提供してあげた関係で、音楽療法学会に所属しているM氏と知り合いになった。M氏はマンドリン演奏のグループのリーダーで、病院や介護施設などに慰問演奏を行っているらしい。
今年は奈良に演奏旅行に行きたいということで、慰問先の手配など、色々と手伝わせてもらった。
今日がその演奏の日で、奈良のグループホーム(介護施設)で演奏をしてもらった。

マンドリン とギター、ピアノに加えて、マンドラという少し珍しい楽器で6人編成の演奏である。マンドラはマンドリンより少し大きくて1オクターブ低い音がする。
施設にピアノがなかったため、私の電子ピアノを持ち込んだので、なぜか光るキーボードである。
弾く曲は、童謡・唱歌などであるが、古い曲が多く、半分くらいは知らない曲だった。

なぜか私の父親も2曲だけだが、演奏に参加。私の父親はバイオリンを弾くのだが、マンドリンとバイオリンは指板のポジションが同じらしい。
 
 
     
 

10/24(日)

シェイクスピアの音楽  
  大学で、シェイクスピアの音楽というのを借りてきた。
シェイクスピアの劇で使われる曲の楽譜が20曲くらい載っている。
やはり、3拍子の曲が多い。
コード名は記載されていないが、和音の進行をみると、けっこう凝った進行になっているようだ。
特徴的なのは進行の最後の部分で、たとえば、通常、Bbのキーだと、Bbコードから始まり、Bbのコードで終わるべきだが、これが、Bbで始まってGで終わっていたりと、終止しない感じの曲がけっこうある。聞いてみると、確かに、どの曲も、なんとなくバロックの香りがする曲調である。
 
 
     
 
10/21(木) ハーモニカ最新歌謡  
  ブックオフやその他のリサイクル店に行って、童謡や唱歌が掲載されている古い楽譜を探して回るのが、私の趣味のようになっている。
近くに開放倉庫という中古のフィギアや玩具を売っているところがあり、中古楽器のコーナーと古本の2か所に楽譜が置かれている。中古楽器のほうはポップスの楽譜がおいてあり、古本のほうには、クラシックとか、童謡などの本が置かれている。
いつものように、童謡のコーナーを見たあと、何気なく、さらに奥に行ってみたら、昭和初期のころと思われる本を置いている一角があった。神田の古本屋街のような、あの雰囲気の棚である。
以前、早稲田や神田で楽譜の古本を探したことがあったが、その手の年代ものは、下手をすると数万円する。
3つくらいある棚のほとんどが、よくわからない文学とか、哲学書っぽいものだったが、ハーモニカ最新歌謡150曲集という本をみつけた。お約束のように変色を遂げている。。。
中は見れないようにビニール袋に入っているが、その袋に昭和29年初版というシールが貼られていた。驚いたのは値段で、もともと150円だったようだが、何と、1000円で売られている。
もう少し新しい本で、学生歌集というのがあった。こちらは210円。(なぜか、こちらの本は税金分、値段が足されている。)

両方買って帰ったが、学生歌集は聞いたこともないようなロシアとかドイツの民謡がたくさん載っている。なんとなく本に見覚えがあり、もしかしたら、子供のころ、この本をもっていたのかもしれない。
 
 
     
 

10/15(金)

阿波踊り  
  金曜日なので大学へ。
今年は10月のみの講義だが、1日3コマもあるので大変である。
毎年、この季節になると、学内で阿波踊りの練習をしている学生たちをみかける。
学園祭では毎年阿波踊りのが踊られるようであるが、何故?
 
 
     
 
10/13(水) 韓国 vs ドイツ  
  大学で、ドイツの民謡の楽譜と、韓国の民謡の楽譜を借りてきた。
ドイツの民謡の楽譜を見ていて、やっぱり思うのが3拍子の曲が多いということ。2拍子や4拍子の曲はほとんどない。韓国の民謡も同様に、3拍子が多い。要するに、諸外国の民謡には3拍子の曲が多いということなのか。
あと、ドイツの民謡は、アーフタクトの曲が多い。つまり、小節の頭からメロディが始まるのではなく、小節の終わりの部分でメロディが始まる曲がけっこうある。
ドイツの民謡も、韓国の民謡も、あきらかに、メロディの音のつなぎかたに特徴がある。ドイツのものは、ドイツっぽいし、韓国のものは韓国っぽいから、おそらく、一度も聞いたことがない曲でも、どちらの国のものか、わかるのではないかと思う。
 
 
     
 
10/08(金) アイヌ音楽  
  金曜日なので、大学に講義に行った。
広場でフォークソング部の演奏があったので、少しだけ見てみたが、
フォークソングと言いながら、なぜか、電子音楽系のノイズモノに近い音が・・・。


久々に図書館に行ってみた。
芸術系の大学のなので、音楽関連の本もたくさん置いている。
アイヌ音楽の本をみつけた。以前、見たときはなかった気がするのだが。。。
 
 
     
 
10/6(水) メディアアートに使えるセンサー  
  午後から、センサー関係の電子工作をしている知り合いと会った。
彼の持っているセンサーのパーツとか、製作物を貸してもらうのが目的である。
仕事場のすぐ近くに、倉庫を借りているのだが、そこをロボット製作などの作業場所にしている。
CNC等の工作機械をみてもらいならが、いろいろと話をした。

動物に超音波をあてるために作った装置(?)等もみてもらった。
超音波や低周波を出したい場合、音の発生装置よりも、スピーカーの問題のほうが大きいらしい。
特に低周波の場合、普通のスピーカーだと20Hzぐらいまでしか、ちゃんと出せないらしい。
人間の可聴域はもう少し低いから、そこまでも出ていないわけで、動物には、もっともっと可聴域
の低いものもいる。
振動ということでは、サーボーモータで床をゆっくりと揺らせば同等の効果が得られるのではないかという話も。。。

4万ヘルツまでの録音、再生ができるオリンパスの携帯用のレコーダを見せてもらった。

夜は京都のビアホール(?)に移動して、いろいろな話をした。
もともと、筋電センサー関連の製作を得意としている人で、今は、ダンスパフォーマンスに使用する装置(?)を作っているらしい。
顔に電極をつけて、顔の筋肉の動きをデータ化する装置(?)も今回、貸してもらったが、2年くらい前に見せてもらったものより、かなり精度が上がっていた。
額や頬、鼻の横などにつけると、驚き、喜び、怒りといった感情を調べることができる。
最近、LIE TO MEという海外ドラマを見ていたのだが、そのドラマと何か共通するものがある。
ドラマでは、微表情の専門家の博士が、犯罪者などの顔の動きをみて、犯人をつきとめるという感じである。
脳波測定の話もでた。最近発売されたニューロ・スカイというおもちゃ(?)で、かなり、いい線の測定ができるらしい。
開発キットが提供されていて、自分の好きなアプリケーションの開発も可能とか。。。
買ってみようかな。。。
 
 
     
 
10/5(火) 動物の音に対する反応をみる試み  
  すこし前になるが、色々な動物に高周波をあてると、どういう反応をするかという、アニマルズ・サウンド・リアクション(動物の音反応)というのをやっていた。

人間には聞こえないような高周波(2万ヘルツくらい)を動物にあてるとどうなるかという実験で、実際に、動物園に装置をもっていって、いろいろと試してみたのだが、たいして反応をする動物がいなかったので、そのままになっていたやつである。

これの結果をWebページにまとめていたのだが、それを読んだ人からメールがきた。
医大でまじめに研究をしている人で、内容は、装置についての質問だった。
音を作る部分はソフトで簡単にできるし、高周波対応のUSBデバイスもあるのだが、問題は、PCから出力する際のスピーカーである。色々と面倒なことがある。

そして、実際にやってみても、動物は反応しなかったわけであるが、それは、そうだろうなとも思う。
たとえば、高周波でなくても、普通の声で、動物に、「わー」と言ってみたところで、動物がさして反応しないのと同じ理由であろう。
天敵の鳴き声とかなら敏感に反応するのであろうが、それ以外の音を聞かせてもあまり意味はないのかもしれない。単に正弦波をあてるだけでなく、高周波でも何か意味のありそうな音にしなければいけないのだと思う。
 
 
     
10/3(日) 小学校のチャイム  
  少し前になるが、シャーロックホームズという映画を見ていたら、ロンドンにあるビッグベンという時計塔のシーンがでてきて、鐘の音がなったのだが、なんと、日本の小学校のチャイムでおなじみのあのメロディが流れた。
調べてみると、ウエストミンスターの鐘という題名で、JASRACにも登録されていた。(もちろん版権は消滅している。)
 
     
 
10/1(金) メディアアートの講義  
  毎年、半年間だけだが、京都精華大学で、メディアアート関連の授業の非常勤講師をしている。
講座の組み換えが行われたため、今年から1カ月間だけになったが、去年まで2コマだったものが3コマになった。休憩をはさんで5時間ちかくになり、さすがに疲れた。
センサーを使用したインスタレーション作品の制作について、ワークショップの形式で進めていくはずだが、とりあえず、今回は、一般的な知識の説明のみ。
私が過去に作ったものの紹介もした。風車でMIDIファイルを演奏するものとか、カメラからの映像で、指揮者のようなパフォーマンスができるものとか。

今年の学生から、ゆとり教育が終わったあとの学生になるらしい。たしかに、去年の学生とは、またちょっと違う感じがする。
学生の層と言えば、ここ数年、留学生の数が減っている気がする。昔はかなり、中国とか韓国からの留学生が多かったように思うのだが。。。中国や韓国からみて、日本の大学というものの魅力がなくなってきたのかもしれない。