サイト運営->音楽日記  
前月 目次 索引 次月
  音楽研究所の管理人の日記です。主に音楽やメディアアートに関することを書いています。 過去の日記もご覧ください。  
     
 

9/30(金)

オリジナリティに欠ける?

 
  youtubeに、カラオケデータから作成した動画をいっぱい投稿していて、1日で400〜500回の再生回数がある。
youtubeでは、動画に広告を載せて、収益をあげる仕組みがあるらしいので、申し込んでみた。
審査があるので、もしかしたら、著作権関係で何かあるかも、という気はしたが、一応、JASRACのデータベースなどもチェックし、問題はないはずである。
しばらくして、審査結果が送られてきたが、コンテンツのオリジナリティに欠けるので申請却下ということだった。
データは全部自作だから、オリジナリティに欠けるというのは、内容に斬新さがないという意味か?
(たんに歌詞つきのカラオケデータが主なので、そりゃそうか?)
あるいは、他の人が作曲した有名なヒット曲を使用しているのでオリジナリティがないという意味なのか?
いずれにせよ、審査では、単に再生回数だけを見ているのでもないらしい。

あと、理由からすると、著作権に関しては問題なかったということなのだろうか?
それとも、そこまで審査が進んでいないだけなのかよく分からなかった。。。

 
 
     
 

9/29(木) 

風鈴楽器ふたたび  
  来月の演奏会に備えて、マンドリンと風鈴楽器の合奏練習をした。
まだ、両名ともロクに練習していないのだが、前回より、マシな感じがした。

風鈴楽器の音が小さいという問題を克服するために、マイクで音を増幅する仕組みを作成中である。
小型マイクをそれぞれの風鈴台につけて、音を拾い、アンプで増幅するだけだが、
市販のものでは難しいため、自作しなければならない。
マイクは、半完成のキットを購入して、組み立ての手間を省いたが、
マイクを風鈴台に取り付けるアクリルの枠の作成はけっこうな手間である。

全部で9セットつくらなければならない。
 
 
     
 
9/26(月)  ノイズ音楽  
  夜、神戸にノイズ音楽のライブ演奏を見に行った。
ノイズ音楽というのは、極端に言えば、古い電気製品からでるブーンという音、黒板にチョークをたててこするとでるキーという音や、ガラスをカッターでひっかくような音など、通常は気持ち悪いという音を組み合わせて、気持ちいい音にしてしまおうという、音楽である。
聴衆は、もともと、そのような変な音がすきな人たちであるが、実際は、無作為なノイズの組み合わせではなく、高音や低音の組み合わせ、音の繰り返しや、左右の音の位置の変化が巧妙に計算されるので、
通常の神経をもった人でもまったく理解不能ということはないと思う。

会場は、王子公園駅の高架下にある普段はバーをやっているお店だった。
神戸は元町付近をはじめ、鉄道の高架下を利用した店舗が多い。
コンクリートむき出しで、ときどき通る電車の音もうるさいが、安価に借りられるためか、怪しい骨董屋やカフェなどアート系の店も多い。
以前、短期間であるが、私もメディアアートの作品を高架下の店舗で展示したことがある。

(怪しい入り口)

風鈴楽器が完成したあと、ノイズ音楽のライブによく出演しているI氏に、風鈴楽器で出演できそうなライブがあったら誘ってほしいというメールを送ったところ、今日行われるイベントに出ませんか?という返信がきたのだが、準備が間に合いそうになかったので、とりあえず、見学だけすることにした。

それほど広くない店舗だが、出演者もあわせて20名ぐらいいたと思う。
若い層は、芸大生や卒業生だと思うが、年配の人もけっこういた。
当然ながら、普通のサーラリーマンや主婦な感じの人たちではないが、キテレツというほどでもない。

出演は3組でI氏が最初。I氏の演奏は、正統派(?)のノイズ音楽で、マッキントッシュ(とおそらくMAX/MSP)を使用して、実験的っぽい音響空間を作るような感じ。
音が左右だけでなく、前後にも動く感じがして面白かった。

2組目は、ゴムを使用したアート作品を作っている人で、簡単に言えば、ゴムをこする音をマイクでひろって演奏をする。

3組目が、女性のコンビで、料理をしている音で音楽を作るというパフォーマンスだった。
以前、調理器具をたたいたり、こすったりして、演奏を行うというパフォーマンスをみたことがあるが、実際に、料理をしながらその音で音楽を作るというのは斬新である。
個人的には、これが一番おもしろかった。

I氏は月1〜2回のペースで、この場所でライブを行っているらしく、次回は、ドイツからの出演者もあるということだった。

このような規模で海外からの参加者があるというのは不思議な感じがするかもしれないが、けっこうよくある話である。
強烈にマニアックな世界だが、思うに、インターネットのおかげか、アンダーグラウンドな人たちのつながりは、海外にまで広がっており、奇妙な人たちが奇妙な人たちをひきつけるのであろう。

I氏によると、震災以降、海外からの参加者がかなり減る傾向にあるということだった。
放射性物質は、西日本にまで飛来しているという噂もあるから、いたしかたないのか。。。

 
 
     
 

9/26(月) 

外国曲  
  最近、JASRACとの契約を変更したので、
カラオケ用に販売しているデータで、
ソフトに読み込んだ後、演奏だけでなく楽譜の表示もしていいようになった。

ただし、外国曲の場合、楽譜の表示が禁止されている曲がけっこうあり、
いちいちこれを確認してからデータを公開しなければならない。

楽譜の表示をしていいかどうか(可視的利用といいます)を確認するために、
まず日本の出版社を調べる。
出版社によっては、全部NGなところがある。
日本の出版社がOKだった場合、こんどは海外のもともとの出版社を調べる。
これもOKだった場合、やっと公開できることになる。

たとえば、ビートルズの曲のほとんどは、楽譜の表示が禁止されているようで、これはいたい。

Kis−My−Ft2のEVERYBODY GOという曲のデータを最近作成したが、
この曲は、もともと外国曲だったらしい。
青春アミーゴも外国曲だったが、調べてみると、日本、海外とも「EVERYBODY GO」と同じ出版社で、可視的利用OKなようだ。
ジャニーズは、けっこう海外のヒット曲を使用しているのだろうか。。。

ジャニーズと言えば、ジャニーさんがギネスブックに載るとの記事がyahoo!に掲載されていた。
なんでもコンサートのプロデュース回数が世界一とか。。。

以前、TVでみたが、ジャニー氏の人生は波乱万丈である。
おどろいたことに、ジャニーズというのは、もともとジャニーさんが監督をする少年野球チームだったらしい。
ジャニーズの創設時のメンバー、あおい輝彦氏(あしたのジョーの声の人)によると、雨が降った日に、野球チームのメンバーで練習のかわりにミュージカルを見に行き、
そのあと、ダンスもやるようになったのだとか。。。(Wikiによると、ウエストサイドストーリーの映画らしい。)
なんだか、不思議な話である。

 
 
     
 

9/23(金) 

遠くへ行きたい  
  遠くへ行きたいという曲のカラオケデータを作成した。
TVの旅番組の主題歌として有名な曲で、以前、私が職場でカラオケに行ったときに歌うのを得意としていた曲である。
上司の前で熱唱すると、微妙な反応が得られて、けっこうおもしろい曲なのだ。
 
 
     
 

9/23(金) 

懐メロ  
  曲のダウンロードページを整理していて、思ったのだが、どの程度から、懐メロと分類するばきだろうか?
あいうえお順のタイトルの索引や歌手別の索引は機械的に分類できるのだが、それ以外に、ポップス、懐メロといった分類もしなければならない。新しいものはポップス、古いものは夏メロにいれるわけだが、
亜麻色の髪の乙女というのはどちらに入れるべきか?島谷ひとみの前にビレッジシンガーズというグループが歌っており、けっこう古い曲ではあるようだ。
今でもカラオケで歌われる曲の上位に入る曲だし、なんとなく懐メロではない気がするので、ポップスのほうに分類したが。。。
 
 
     
 

9/20(火) 

虫の声  
  月ごとに。楽譜の取得件数やMIDIのダウンロード件数が分かるようになっている。
http://www.mu-tech.co.jp/FirstSongWeb/score_print_count.asp

今月は季節がらか、虫の声が人気のようである。

以前、動物の声で音楽を作るというのをやっていた時期がある。
鳩の声で「鳩ぽっぽ」の曲を録音するとか、猫の声で「猫ふんじゃった」を録音するとか、そういう感じである。
http://www.asahi-net.or.jp/~hb9t-ktd/music/Japan/Research/MediaArt/animal.html

虫の声で「虫の声」を録音しようと思い、夕方、虫が鳴いている時間に、草村で音を録音してみた。
しかし、たくさんの虫が一斉に鳴いているため、個別の鳴き声を録音するのは無理である。
また、聞いても、どの声がどの虫なのか、よく分からない。。。
 
 
     
 
9/18(日) 

調律ふたたび

 
 
以前、少し調律を試みて、すこしだけ作業して、そのままにしてあったピアノの蓋を、再度開けて、調律してみた。
よくみると、打鍵する仕掛けの木の部分に何か番号が書いてある。
1から始まる遠し番号のようだ。
調律師さんと、音の高さの話をする場合、MIDIのノートナンバーとくらべて確か30くらい値がズレるのだが、どうも、この数字のことらしい。
MIDIの場合は、0でドから始まっているが、ピアノは1からで、ラから始まっている。

今回は、チューニングメータを使用して音をあわせてみた。
どの音も中央のあたりは、50セント、上のほうは半音ちかくズレている。
ズレている度合がある程度均一なので、ドレミファ・・・と弾いてみると、そこまでずれている感じもしないが、やはり気持ち悪い。

それぞれの音に弦が3本づつあり、これを、ぴったりにあわせていくのは素人には至難の業である。
えいや!である程度チューニングハンマーを回し、適当にあわせていく。
最初の状態よりは、本来のピッチに近づいたはずだが、3本の音に少しでもズレがあると、ぼわーんと広がった感じの音になってしまう。これをあわせるには、1つづつミュートして、音をあわせていく必要があるが、そこまでやっていられない。

結果、ドレミファソラシドとひくと、各弦の周波数は、かなり本来の音に近づいたはずだが、和音を弾いたり、曲っぽいものを弾いたりすると、音の響きが激しく、全体としては最初の状態よりひどくなった気がする。
(響きすぎというか、ぼわーんとした感じいうか、とにかく余計な響きが多い感じ。)

調律師さんが言っていた、1つ1つの音をチューニングメータであわせても、弦ごとのうなり回数を考えて、全体の響きを調整しないと、楽器全体としての響きは悪くなる、ということの意味が分かった気がした。


 
 
     
 

9/18(日) 

童謡集  
 
大阪南知人宅で、日本童謡集という古い本を見つけた。
もともとは大正時代の本であるが、この本は、40年くらい前の復刻版らしい。

開いてみると、楽譜は載っておらず、詩のみ掲載されている。
この手の童謡集は、古本屋や、図書館で、たまに見かけることができるが、
楽譜が載っていないものもけっこう多い。

理由は2つ考えられる。
(1)歌詞は忘れても、メロディは覚えている人が多いので、省略されている
(2)歌詞だけを掲載する場合に比べて、楽譜も掲載すると、手間が大きいので省略されている

確かに、歌詞だけ忘れてメロディを覚えていることはあるが、メロディを忘れて歌詞を覚えていることってあまりないからなぁ。。。
あと、楽譜まで見たいと思う人が少ない、というのもあるかもしれない。
 
 
     
 

9/17(土) 

アートマーケット  
 
 

大阪南港のATCビルで行われている「OSAKA アート&てづくりバザール」というのを見に行った。
アートの作家さんたちが作ったものを、それぞれのブースで売る形態のものであるが、アートと言っても、木工品とか、手芸品とか、そのようなものが多い。
このようなイベントは、いろいろな場所で時々行われるのだが、気がついたら見に行くようにしている。
何年か前に、湊町で同様のイベントがあり、そのときは、風鈴の店がでていたのが記憶に残っている。

会場は、この手のイベントにしては広大で、見て回るのに1時間くらいかかった。
以前は、このようなイベントだと、オリジナルの造形物に目がいったのだが、今回は、イラストやデザイン画などが気になった。
前は、イラストなど、紙の上やPC内で平面的に完成するもについては軽視していて、実際に形のあるものが、どのような素材で、如何に工夫されて作られているか、ということを重視していたのだが、
最近、ある程度のものを自分でも作るようになったためか、造形物に興味が薄れてきた。
逆に、イラストなどの、形や色づかいなどに目がひかれるようになってきた。

展示されている造形物に、電気的な仕掛けがなかったのも、興味をもてなかった理由の1つかもしれない。

 
 
     
 
9/16(金)  ミクミクダンス  
  ミクミクダンスというソフトがある。
「涼宮ハルヒの憂鬱」で、ハルヒダンスが人気を得てから、同じような動画をPCで簡単にできるように、というソフトがでてきた。
アニメキャラの3Dモデルを、音楽にあわせて踊らせるというもので、初音ミクの登場により、歌も映像も全部、PCの中で完結できるようになった。
アニメキャラのダンスというのは、それなりの人気があるようで、プリキュアでもかなり前の作品から、エンディングは、登場キャラのダンスムービーと決まっている。

仕事で、 ミクミクダンスのことを調べることになり、1つ作ってみた。
基本的には、音楽を読み込み、タイムライン上で振り付けをしていく。
しかし、思ったよりソフトの操作が分かりにくく、苦労した。何コマ目を再生しているか、という基本的なものすら実装されていない。
3Dソフトとしての機能は、かなり高度だから、この開発者が、このレベルのインターフェイスしか作成できないというのは考えづらい。おそらく、他に優先順位の高い機能がたくさんあり、操作性については後回しになっているのだろう。ユーザーからは見えないが、こんな感じで公開されているソフトでは、よくある話である。無料だし、ある程度、使う側が苦労しても、それはそれでしょうがないのである。

作ったものを再生してみると、実際の人間ではありえない動きになってしまった。
骨折?とかいうレベルではない、気持ちわるさだったのでその部分だけは削除した。
まだ、足がピクピク動いて気持ち悪いところがあるが、とりあえず、今回は、試作ということで。。。
 
 
     
 
9/16(金)  カタカナ楽譜ページ公開  
  童謡、唱歌など カタカナ楽譜を表示するページを作成した。
http://www.asahi-net.or.jp/~hb9t-ktd/music/Japan/Soft/KatakanaScore.html

カタカナ楽譜は、ドレミの音名で楽譜を表記するようにしたものである。
たとえば、チャルメラだと、ドレミ〜レド ドレミレドレ〜となる。
このような楽譜はネット上で、リコーダー用の楽譜など、ときどき見かけられるものであるが、正式な名称は決まっていないらしく、とりあえず検索している人が見つけやすいように「カタカナ楽譜」と命名した。
ドレミ出版が同様のものを出版しているらしく、ドレミファ楽譜と呼んでいるようである。

難しいのは音価の表現方法である。
全部、4分音符以上であれば、ドレミの音名やタイにあたる「〜」の文字で表現できるが、8分音符や付点音符は表現が難しい。とりあえず、篠笛や大正琴と同じ、アンダーラインで示すことにした。
 
 
     
 
9/11(日)  カタカナ楽譜  
  最近、篠笛や尺八など、楽譜を表示するページをたくさん作った。
元は同じデータを使用しているが、プログラムで表示形式を変えて、ブラウザに表示するようにしている。
他に、何か表示できる楽譜がないか考えていたが、yahooの知恵袋を見ていると、カタカナの楽譜というのがけっこう需要がありそうである。
たとえば、チャルメラだと、ドレミ~レド ドレミレドレ~みたいに、全部、音をカタカナで表示するわけである。
簡単に作れそうなどで、そのうち公開したいと思う。
 
 
     
 
9/11(日)  オルゴール動画  
  少し前に、JPOPやアニメのヒット曲のデータから、オルゴールアレンジのものを作り、動画にしてyoutubeにアップロードしたが、けっこう試聴数がある。
チャネル登録してくれた人とか、評価するボタンを押してくれる人がいて、ありがたいことである。
一番人気は、
〜コクリコ坂から〜「さよならの夏」のオルゴールアレンジ
かな。。。
 
 
     
 
9/9(金)  篠笛の伝承  
  今日は、朝から蔵前で打ち合わせ。
11時からだったので、その前に、両国に行ってみた。
位置関係をよく把握していなかったのだが、スカイツリーまでそう遠くないようで、電車から国技館とスカイツリーが一緒に見られるポイントがあった。

両国の駅前に大江戸博物館というのがあり、都電や都バスの歴史のような特別展をやっていたので、みてみた。

当時の電車唱歌なるものが流れていて、その譜面が展示してあった。
(当然ながら、聞いたこともない曲であった。)

蔵前での最初の打ち合わせはF氏と喫茶店の中で。
F氏の自宅はすぐ近くらしい。
最近つくった簡易自動作曲のソフトを見せた。


次の打ち合わせも蔵前だったが、場所は相手先の会社の事務所だった。
携帯用の音楽ゲームの開発等について打ち合わせした。
最近、私がやっていることを色々と話した。
いつも感心はしてもらえるが、なかなかお金には結びつかない。。。

その次のアポは、丸ビルだったのだが、
時間があったので、神田の書店街に行ってみた。
中古楽譜等を売っている店を何軒かまわったが、特に欲しいものもなかったので、結局なにも買わず。。。
廃版になっている楽譜は電子書籍として復活可能だと思うが、そのようなことをしている出版社はまだない。
そのうち、でてくるのか?

丸ビルは、以前、岩井氏の作品が展示されているのを見にいったことがある気がするが、とにかく1度は来たことがある場所である。
大阪で丸ビルと言えば、大阪駅前の円形のビルのことだが、東京では丸の内ビルのことである。
半年くらい前から、篠笛の譜面を書くソフトを作っている。
世田谷区の北見に伝わる篠笛の技術を伝承していこというのが、ことの発端で、すこしだが予算もついている。
打ち合わせというより、食事会で、篠笛の先生と、譜面化をしようとしているお弟子さん(?)が来るはずだったが、
先生が体調不良のため、結局、私とお弟子さんの2人の食事会となった。
お祭りや氷川神社のこと、ご神体の話など、音楽というより、伝統芸能や地域の文化についての話が主だった。
戦争の前後、ビデオなどの記録方法がなかったため、演奏できる人がいなくなり、失われてしまった天女の舞とかいう曲があるらしい。
なんとか、現在残っている曲を後世に残していかなければ、ということだった。


午後7時ごろの新幹線で奈良に戻った。
 
 
     
 

9/8(木) 

音楽療法学会の理事長さん  
  国会議事堂の横に、衆議院の議員会館といのがあり、そこで行われた講演会に参加した。
国会議員の何人かが集まって主催している人間サイエンスの会(たしかそんな名前)という集まりの講演会で、講和の主は音楽療法学会の理事をしている日野原先生という人である。
99歳で、まだ現役の医者で、TVでも何度かみたことがある人である。

最初、現在や過去に大臣をしている人たちのあいさつがあったが、政治にまったく興味がないため、顔をみても、ほとんど認識できなかった。
総理大臣がかわって内閣がかわったため、新しく役がついた人もいたようだ。
公演の内容は、音楽療法に関するもののはずだったが、実際の内容は、医者もアートの感覚を身につけることが必要、という感じの内容だった。
私は音楽療法の学会員ではないが、なぜこの講演に参加しているかというと、もともと、今回の講演の世話役をしている音楽療法学会の人と知り合いだからである。
講演自体は、面白い内容だった。(というより、講演をしている日野原先生の人生が面白い。)
講演後のパーティにも参加したが、そこでも、最初に国会議員の先生のあいさつが。。。
講演の内容は、「サイエンスとアートを分離して考えないほうがいい」という内容だったと思うのだが、おどろいたことに、議員先生の中に「サイエンスとアートは区別すべき」という内容で理解している人がいた。最初のあいさつで大勢の人の前で、思いっきりそれを言っていたのだが、一体、この人は何を聴いていたのか??日本の政治は大丈夫か??
一度、音楽療法の学会にも参加しようと思っていたのだが、年1回しかないらしく、しかも今年は富山で明日から行われるということだった。残念。。。来年は宮崎らしいから、そちらは参加できるかもしれない。。。

夜は赤坂のチサンホテルに宿泊。赤坂サカスの近くだが、タクシーの運転手によると、人のにぎわいはすでに薄れていて、繁華街の中心はミッドタウンのほうへ移っているということだった。
 
 
     
 

9/8(木) 

駅の音  
  今日と明日は東京出張である。
最初は恵比寿にあるライブハウスで、調律師のC氏と打ち合わせ。
恵比寿には何回も来たことがあるが、降りた瞬間、ちょっと、閑散とした駅だったので、
もしかしたら駅を間違えたのかと思ったが、すぐに、恵比寿ビールのコマーシャルの音が流れてきた。
JRでは駅ごとに、違ったチャイム音楽がなると思うが、恵比寿駅の曲は恵比寿ビールのものを使用しているらしい。

1年くらい前から調律用のソフトの開発をしている。
C氏の調律のあいまをぬって、中国でのソフトの販売方法などについて話をした。
中国の調律は少し遅れているらしく、チューニングメータを使用して調律することが一般的になっているらしい。

また、中国で教育用のビデオを最初につくった人が左利きであったため、中国では左手でチューニングハンマーを使用する
人が多いという、少し変な現象もおきているらしい。

次の目的地は国会議事堂だったが、霞が関に移動するのに、池袋を経由してしまった。
なぜかというと、埼玉にも霞が関という地名があり、乗換検索で、間違えてそこを選んでしまっていたからだ。
池袋についてからそれに気がついた。
途中、高田の馬場を通ったが、この駅のテーマソングは
鉄腕アトム
高田の馬場は手塚治虫先生ゆかりの地で、何年か前に、駅前で、鉄腕アトムの誕生会みたいなイベントが開かれていたはずである。
以前、音楽情報処理研究会(情報処理学会の下部組織)で、山手線の駅の案内音を集めて、音のでる地図のようなものを作っていた人がいたのを思い出した。

 
 
     
 

9/4(日) 

お寺の音  
  台風がきていたが、明日香のほうにある岡寺というところに行った。
駐車場は有料なはずだったが、誰もいなかったので無料で駐車。。。

入口の手を洗うところに、カタツムリがいた。カタツムリは梅雨の時期にしかいないと思っていたがそうでもないのか。。。

本堂の前におおきな鐘があり、誰でも鳴らしていいようになっている。
何年か前に、お寺の鐘の音を集めて音楽をつくる鐘の音楽というのを考えたことがある。
お寺の鐘の音を録音して集めないと始まらないわけだが、ほとんど進んでいない状態である。
とりあえず、自分で鐘を鳴らして録音しておいた。
奈良にはお寺がたくさんあるので、その気になれば、有名なお寺の鐘の音が短期間で集められるかもしれない。

本堂でお祓いがはじまった。外から見ていただけだが、ときどきたたく金属の壺のようなものの音が、なんとも言えず、よく響く。かなりゆったりとした周期でうなるのだが、これが癒しの音というものであろう。。。