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このページでは、自分で曲を作曲して、ホームページにBGMをつける方法について、解説したいと思います。 |
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まず、自分のマシンのMIDI環境を整備しましょう。ホームページを見にきてくれる人は、ネットスケープ・ナビゲーターか、インターネット・エクスプローラーのいずれかを使用しているでしょうから、これら2つのブラウザと、各ブラウザで使用するプラグインを用意します。
プラグインは、ソフトウェアシンセもついてくるYAMAHAのMidPlugが良いと思います。MIDI音源には、ソフトウェアシンセも含めて、GM、GS、XGという三つの規格があります。音源のこれらの仕様の違いによって、再生した時の曲の感じが大きく異なります。また、細かなニュアンスを出す場合のデータ作成方法に若干の相違があります。従って、万全を期すのであれば、GS仕様の音源とXG仕様の音源の両方を用意することになります。 また、MIDIファイルを作成するためのシーケンスソフトも用意します。シーケンスソフトを持っていない場合は、「窓の杜」等、フリーウェアのサイトに行って、気に入ったものを調達してきましょう。 |
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シ ーケンスソフトを使用してMIDIファイルを作成します。シーケンスソフトを持っていない場合は、「窓の杜」等、フリーウェアのサイトに行って、気に入ったものを調達してきましょう。市販のシーケンスソフトには、Midi以外のフォーマットでファイルを保存するものがありますが、このようなソフトでも、ほとんどの場合、MIDIフォーマットでも保存する機能が用意されています。
MIDIファイル作成に際して、XG、GS、GMのどのMIDI規格でファイルを作成するかを選択しなければなりません。共通規格GMを選択するのが無難ですが、表現力は、弱くなります。どの規格にするかを決めたら、1小節目に、XG、GS、GMのいずれかのリセットコマンドを入れておきます。曲の開始は、2小節目からにします。これは、リセットコマンドの処理時間に、1小節分の余裕をみるためです。 |
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ホームページにMIDIでBGMを付ける場合には、やはりデータ量が問題になります。データ量を減らすには、音の数を減らせば良いのですが、これ以外にも方法があります。元の曲のままで、データ量を軽減するソフト(圧縮ソフトではありません)がフリーウェアで公開されていますので、それを使用するのが良いかと思います。このソフトは、須釜俊一さんのサイトからダウンロードすることができます。また、「SMFリファレンス・ブック」に付属の「SMFプロセシング・ツール」にも同様の機能があります。
MIDIファイルの形式には、Format 0 、 Format 1 など、いくつかの形式がありますが、 Format 0 のほうが、 Format 1 より若干ファイルサイズが小さくなるようです。 |
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作成したMIDIデータを自分のサイトへアップロードします。つぎに、BGMを付けたいページのHTMLにMIDI再生用のコマンドを書き加え、アップロードします。 各ブラウザによってコマンドが違います。Netscapeでは「EMBED」、Explorerでは「BGSOUND」タグを使用しますが、「EMBED」でも双方鳴るようです。また、ループさせたい場合は「LOOP」「REPEAT」を両方「TRUE」で書くようにします。完璧を望む場合は、Javascriptでプラウザーを判別するようにします。 (ここでの内容は、音楽掲示板への書きこみを参考に作成しています。)「シルマリルハウス」では、ブラウザやプラグインを意識せずに、midiを設置できるようにするJavaスクリプトが公開されています。スクリプトには、複数の曲を切り替えて演奏させる機能も付属していますので、非常に便利です。 | ||||
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全ての作業が済んだら、最後に、動作テストをします。テストは、ネットスケープ・ナビゲーターと、インターネット・エクスプローラーの両方で行いましょう。 また、できれば、XG音源とGS音源の両方で、意図したように再生されているか、不自然ではないか、を確認します。Macの場合、ドライバによっては、サスティン・オフが認識されず、音がはちゃめちゃになってしまうことがありますが、これは、サスティンのオン・オフをゲートタイムに変換することにより回避できます。これを行うソフトは、須釜俊一さんのサイトからダウンロードすることができます。 |