中国伝統音楽考
|
一口に、中国伝統音楽と言っても、時代、地域によって大きく異なり、その特徴を一まとめにしてしまうことはできないのですが、「自動作曲システム」では、次のようなことを特徴としてとらえています。まず、音階ですが、やはり、「ド」「レ」「ミ」「ソ」「ラ」を使用しています。これが、笛や二胡、楊琴などで演奏されるわけです。自動作曲システムでは、「5度の鋸波」の音と、楊琴のかわりに、オルゴールの音を使用しています。「5度の鋸波」は文字どおり、5度の倍音が多く含まれており、これを使うとなぜか、中国っぽい旋律に聞こえてくるのです。伴奏には、琴を使用しており、これも8分音符で連続して鳴らすと、それらしく聞こえてきます。リズムですが、これは多種多様なので、「自動作曲システム」では、とりあえず、チャイニーズシンバルの音が小節の頭で鳴るようにしてみました。 |
音階
|
陽音階 「ド」「レ」「ミ」「ソ」「ラ」 |
楽器
|
二胡、楊琴、銅鑼、他
(「楊琴」というのは、机の様な台の上にのせて弾かれる琴のような楽器です。琴と違い、ミミカキのようなバチで、弦をペケペケ弾いて音をだします。ダルシマと良く似た楽器です。) |
自動作曲システムによるサンプル曲 |
MIDIデータ |
関連サイト
|
二胡(中国胡弓)演奏家・賈鵬芳さんのホームページでは、中国伝統音楽に使用される楽器についての情報を見ることができます。同じく二胡演奏家の巫
謝慧(weiwei Wuu)さんのホームページでは、先生がいない人のための二胡入門教則本が紹介されています。また、二胡教室やライブ情報も見ることができます。
英語のサイトですが、Midi Com (H.K.)の「中国伝統音楽のページ」では、MIDIで、中国伝統音楽の幾つかを聞くことができます。 |